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F-0823 シュウ (15)
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こっちが何をしているかなんてわざわざシュウに言うつもりはない。シュウは気にして何か言いたげな顔をするが気付かないふりをしていた。ご飯を作る時も何かを考えているらしく、包丁で軽く指を切ったときは怒鳴りそうになった。
「シュウ。」
「・・・・・・。」
「シュウ、そろそろ怒るよ。」
「あ、ああ・・・はい。」
「お風呂、入っておいで。」
パソコンから目を離さずに言うと、小さな声で、え、と呟いたのがわかった。行動に移さないシュウにもう一度同じことを伝えると、重たい足取りで動き出した。怯えているシュウに対し、俺は特に怒っていなかった。今日はシュウをいじめるつもりがない。どろどろに溶かして頭の中で余計なことを考えさせるのをやめさせたかった。
「おいで。」
お風呂から出たシュウは閑静な部屋に入ってきて、扉付近で突っ立っていた。以前はそう言うと嫌な顔をしていたが、もう慣れたのか、呼んだ場所に来て素直に座る。若干怯え気味のシュウの肩を抱き、耳に息を吹きかけた。悲鳴も上げず、振り返ったシュウは睨みを利かせ、嫌な顔をした。
「そんな顔してないで、リラックスしてよ。」
「なに、今日は?」
「なにって・・・まあ、最近のシュウは、考え事多すぎだよねって思っててさ。」
「そんな、こと・・・。」
「違うの?・・・やっぱり、気になる?」
「なにが。」
「わかってるくせに。」
そう言いながら服を脱がす。恋人にするように肌を撫でながら服をめくる俺にシュウは戸惑った。服を脱ぐように指示をすると潔く脱ぎ捨てていくような子が、服を他人に脱がせられることを恥じらう。それがただ面白くて行為を続けた。
「気になる?」
「そりゃあ・・・。」
「今は、忘れててよ。気持ちよくしてあげる。」
ベッドに押し倒して、上に乗ると顔を赤くして腕で隠した。堪えられなくなって声を上げて笑うと、不貞腐れて俺の下で寝返りをうった。
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