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F-1009 カエデ・F-1010 モミジ(15)
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少し余裕が出てきたのか、不思議そうな顔をして俺のほうを見上げた。捕まえていた手を離してグッと腰を引き寄せると、バイブのスイッチをオンした。
「い、あああぁぁぁ・・・っ」
強い刺激に耐えられず、逃げようと腰を上げる。片手で腰を抱き込めると泣きながら首を振った。自由になったモミジの手は、その腕から逃げようと爪を立てる。
「とめ、とめてえ・・・っ、いああああっ、やあ・・・っ」
一度熱を放ったのを見て、スイッチをオフにした。肩で呼吸をするモミジの顎を掴み、強制的に視線を合わせる。涙で濡れた顔はぐちゃぐちゃだった。
「お前、なんで自分がこんな目に合ってんのかわかってんのか?」
「は・・・ぁ・・・っ」
「俺に逆らうな。絶対だ。」
「・・・・・・。」
「わかったら返事しろ。」
「は・・・ぃ・・・っ」
首を縦に振ると、モミジの目から涙がボロボロと零れ落ちた。手探りでバイブの振動を最大に設定する。微かに動くだけで、肩口に顔を埋めているモミジは喘いだ。
「あっ、あああぁぁぁ・・・っ」
合図もなくスイッチを入れると、終わりだと思っていたのか、驚いたように体を跳ねさせた。服の上ではあるが、腕に食い込むモミジの爪が痛い。前立腺にバイブの先端を押しつけると、一層泣き叫び、最後には倒れるように眠った。2:42‘10“05。ピッという乾いた電子音を鳴らしてタイマーを止めた。
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「リクマさん、やっておくのでお風呂入ってきてください。救急箱、ダイニングテーブルに出しておきました。」
「ああ。」
モミジの体を拭いてベッドルームに運んだヨウヘイが、帰ってくるなりそう言った。床に丸めておいたシーツの上に汚れた服を脱ぎ捨てる。 部屋を出て洗面所に向かった。腕に付いたモミジの爪痕がヒリヒリと痛んだ。
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