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運命
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『かーずーとー!!』
「?…なんだよ」
『いや?和人ってカッコいいよね〜』
「思ってねぇくせに言うんじゃねぇアホ」
『思ってるし!!』
「耳元で叫ぶなうるせぇな」
『和人って何でそんなに口悪いの』
「悪いかよ」
『悪い!!とてつもなく悪い!!ゲームの魔王くらい悪い!!』
「はいはい」
『和人〜敬語って言葉知ってる?』
「バカにしてんのかアホ雄馬」
『バカになんてしてましぇ〜ん』
「バカにしてんだろ」
こいつホントに面白い。
「ふっ」
『!?!?!?』
「ん?」
『笑った!!!!』
あ、確かに。
何年笑ってなかったんだろ…
てか笑ったことってあったっけ
記憶にねぇ。
「そうだな」
わしゃわしゃ
『うわっ…髪ぐちゃぐちゃになる!』
「なっちゃえ」
『ねーえー!寝癖直してきたのにぃ!!』
「ざまぁ」
『和人のばーか』
「お前のほうがバカだろーが」
『まだ俺のほうが勉強できると思うけどー?』
「お前本気で言ってんの?」
『え?和人って頭良いの?』
「人並みには」
『授業出てないのに?』
「出る必要がねぇ」
『やば、』
「なにが」
『全てが』
「やっぱ変なやつ」
この日を境に世界に色を取り戻していった。
授業にも度々顔を出し、雄馬が居れば食堂で昼ご飯も食べるようになった。
そんな矢先…
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