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エスカレートするいじめ2
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「さすが知能犯!」
姉のことで頭がいっぱいの優夜には、彼らが、今までにない恐ろしいイジメの計画をしているとは、夢にも思っていなかった。
「優夜!ちょっと……」
放課後、友喜から声をかけられた。
学校では水原たちの目があり、ほとんど話かけないのに驚く。
「ちょっと話したいことがあるんだけど、今日久しぶりに一緒に帰らないか?」
「えっ、?いいけど……。でも、あいつらに見つかると君まで巻き込まれるんじゃないの?」
「学校の外で待ち合わせればいいよ。市民公園の前で待っててよ。あそこまでくれば大丈夫だろ?あとからすぐ行くから」
「分かった。じゃあ、あとで」
学校が終わるとイジメグループに捕まらないように、出来るだけ早く帰宅していた。
友喜との待ち合わせの公園に向かう。
「話ってなんだろう?」
不思議に思って待っていると、メールの着メロが鳴る。
(ゴメン。ちょっと先生に呼ばれちゃったからもう少し待ってて)
友喜からの連絡メールだ。
とりあえず、話が終わってから姉の見舞いに行こうと思っていた。
数日前、公園に変質者が出現し、子供が誘拐されそうになるという事件が起きた。
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