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折れた心14
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一人は甘い顔立ちをした二枚目で、もうひとりは軽い印象の派手な男性だった。
優夜は自分の裸体がさらけ出されていることに羞恥を感じ、胸を隠して身体をちぢめる。
「準備がいいな。もう全部脱いでくれたのかい。」
健と呼ばれた二枚目男が優夜の身体をじっくり眺めた。
何をされるのか不安で身体が震える。
「そんなに怖がらないでくれよ。ひどいことなんかしないから。ところで君の名前は何て言うんだい?」
健がなだめながら尋ねてくる。
「なっななせ、ゆうや、です。」
声を震わせながら、途切れ途切れに答える。
「ななせゆうや君か。可愛い顔に似合ういい名前だな。俺は高木健といって英一とは家が近所なんだ。実は以前英一たちが君を虐めているのを見ちゃってね、泣きながら帰る姿が目に入ったんだ。君ってはかなげで可愛い顔してるからなんか可愛そうになっちゃってさ、虐めるくらいなら俺たちが相手をするって言ったんだ」
「そういうこと。俺たちの周りは可愛い気のある女がいなくてな、君みたいな可愛い男の子と遊ぶほうが好きなのさ。
ちなみに俺は武っていうんだ。よろしくな」
健の言葉の後に、もうひとりの武と名乗った男も話し始めた。
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