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折れた心19
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「まあ、こんな状態じゃ仕方ないか。じゃあな」
武もつぶやくと健の後に続いた。
彼らが去った後、水原は健に痛いところを突かれたことに強い憤りが沸き上がった。
ますます、優夜を極限まで痛めつけたい衝動にかられていく。
ひざまづいて泣いている優夜の髪を乱暴に鷲づかみにして顔を持ち上げた。
「痛い!」
優夜が小さく叫んだ。
「こいつ、俺たちで犯してやろうか?」
水原の言葉に仲間たちが驚いた顔をする。
「犯すって、まさか、レイプするってことか?」
「まあ、そんなことだよ。こいつを肉便器に使うってことだ」
「マジで、こいつで童貞捨てるのかよ」
「おいおい、いくらなんでも犯罪だろ」
水原の言葉に彼らが口々に言うと、
「馬鹿だな。女と違って男なら面倒なことにならないんだよ。これはレイプじゃなくて、ただの性処理だろ」
と答える。
レイプということが優夜には信じられなかった。
普通はレイプって女性がされるものじゃないかと思っていたのに、まさか自分が……。
恐ろしくなり水原に体当たりし、必死で逃げだそうとするが、足を引っかけられて転ばされ、足首を掴まれた。
「全く油断できないやつだな。しっかり押さえ付けてにがすなよ」
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