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キヨside▽
ネットで買い物を探していた
面白そうなものがないか…
不意にレトさんの顔が浮かんでつい検索してしまった
「媚薬ねぇ…」
胡散臭い…こんなものが効くわけないだろ…
と思ったが興味本意でカートに入れた
後日小さな箱が届いた
中からは無色の液体が入った小瓶
「怪しすぎ」
説明書までご丁寧に入っていた
ざっくり要約すると1回量2~3滴
一度に多量摂取しないで下さいとのことだった
「試してみるか…買っちゃったし」
明日会う約束をしているし
家じゃなくて外で会うんだけど…
どうせ効かないでしょ
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翌日待ち合わせ場所に向かって歩き始めた
あの小瓶は忘れずに鞄に入れた
待ち合わせ場所にはすでにレトさんが待っていた
「お待たせ~」
「今日早くない?」
「酷いなぁー人がいつも遅刻するみたいな言い方」
「いや…わりとする」
今回は実写系の動画を撮る予定で外に出てきた
腹が減ったし、先に飯にすることにした
「俺Aセットにするわ」
「じゃあ、俺Bにしよ」
店員さんに注文を済ませ、今日の予定の話をしていた
ほどなくして飯が俺たちに届けられた
レトさん小動物みたいだな…
男の割に一口が小さい
ちまちまと口に運んでる
「キヨ君…何じっと見てるの…?」
「ぅえ?!」
「すごい食べにくいんだけど…」
思わず見いっていたようだ…
「食べたいの?」
「え…あ…少しね」
「言えばあげるのに、はい」
スッと口元に差し出されたスプーン
反射的にパクっと口に入れた
「旨いね」
「だね」
嬉しそうに笑いまた食事を再開した
忘れてたのはここが外だって事
『見た?イケメンが食べさせてたの』
『見た!付き合ってたりするのかな?』
クスクスと笑う女子の小さな声が聞こえる
「…あ…ご…ごめん」
「何で?悪いことしてないし、好きに言わせとけば良いんじゃない?」
レトさんは少し顔を赤くして微笑んだ
女同士なら大丈夫なのに…
男同士だったらこんなにも目立つのは何故なんだろうか
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