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34 《一時》
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《一時》
スーパーに行きたい!
って言われてもな……?
普段行ってるだろーがっ!!
と、突っ込みたくなる。
おかしい。
行きたい所挙げるの聞いてる時は、もう行きたいオーラ満載で目、キッラキラさせてたのに?
それでスーパー??
……スーパーに何があるんだ?
謎だ……。
いつものスーパーに行って、はいさよなら……
ま、俺としてはそれでいいけど。
別れた後、掃除も出来る。
でも……なぁ?
なーんか、放って置けないんだよな。
んーーー……。
「よし!スーパー行くぞ!」
「はい!」
「その前に着替えて来い。
俺もスーツだし着替える、那月のマンションの前に12時半集合な?」
「はい…?」
「その格好だと寄り道だぞ?」
「ああ!はい!わかりました!
12時半ですね!」
那月は納得して、走り出す。
あ、コケかけてる……相変わらず鈍臭い。
なんで俺に懐く?
俺は子供に好かれるような柄じゃないし。
そして、なんでそんなに怪我が多い?
なんか気になる。
なんか放っとけない。
詰まるところ、俺も変わってんな。
子供が懐いて来たからって、適当にあしらえばいいものを。
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