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63 《転校生》☆
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《転校生》
とりあえず、近くの広い公園まで引っ張って行き、ボスは電話を兄貴に掛けた。
「……な…なに?」
泥棒が怯えた声を出した。
「ま、黙ってろよ。すぐわかる。」
ってか、俺もわかんないんだけど。
程なくして、人相の良くないボスが言うところの兄貴は、友達と一緒にやって来た。
「へぇ〜!!
これか?泥棒ってんのは?」
兄貴とその友達は、舐めるように泥棒を見る。
「女の子じゃね?」
「正真正銘の男っすよ。」
ボスが答えた。
「ふぅーーん。」
「怯えてるー!
何、それ?受けるー!」
男の一人が、グイと顔を持ち上げた。
「……親が出て来る事はねーんだな?」
「それは大丈夫っす。」
「移動するぞ。
大人しくついて来るんだ、いいな?!!」
兄貴がカッターで、泥棒の頰を薄く切った。
赤い血が滲む。
泥棒はなおの事怯える。
移動したのは、15分くらい歩いたところにあるもう使われてない工場。
タバコの吸殻。
つまみ。
ここがアジトの一つか?
ボスが手慣れた手付きで薄暗い明かりを点けた。
まだ電気と水道は通ってるみたいだ。
いきなり泥棒に、兄貴が猿轡を噛ませた。
「!!ん……んん!!」
「ま、聞こえねーけど、念のためな。
おい、裸にしろ。」
ボスが嫌がる泥棒の身体にパンチを2、3発噛ませ呻いてる間に、靴下だけ残して裸にした。
「押さえてろ。」
ボスが押さえ、その裸を兄貴とその友達がジロジロ見る。
「痩せてんな。食指が動かねー。」
「まぁな。色っぽい声でも出してもらおうか?」
兄貴が小瓶を取り出した。
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