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#4
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その日の授業は無事に終わり、僕はホッと息をついていた。さすがに初授業は緊張した。
『自己紹介もあったけど、全然名前覚えられない…。でもし、慎也くんの名前はバッチリだもんね、うん。』
そんなことを考えているとふと頭の上から聞き心地の良い声が聞こえてきた。
「ねぇ、隼人?もし暇なら、この後親睦深めるために2人でカフェでもいかない?」
「っにゃ、にゃに?!」
「にゃってw可愛い」
「…可愛いは男子に言う言葉じゃない…。」
「クスクス。ごめんって。思わず。」
すると今度は聞きなれた声が頭の上から降ってきた。
「なぁ、お前らって付き合ってるの?」
「…虎太郎、とうとう頭湧いちゃった?可哀想に…」
「クスクス。」
「なんでそうなるんだよ!!お前らの空気が甘々すぎるんだよ!!」
「目腐ったのね、、」
「僕は別に隼人となら、そう思われてもいいよ」
「っっっっ!」
「お、お前って見た目に寄らずグイグイ行くタイプなのな…。」
「うん。僕隼人気に入ったから。」
「っっっっっ!」
「うんうん、可愛い可愛い。」
「……。何か俺疲れたから、帰るわ。じゃあな、隼人、まぁ頑張れ。」
「あ、うん。またね、虎太郎。」
虎太郎『…あいつ、一体どういうつもりで隼人に近づいたんだ…?』
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