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出会い
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これはある普通の男子高校生
湖上 雫(こじょう しずく) が恋をする物語である。
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・
高校生なってから2回目の春。
平凡な日常がまた始まろうとしている。
「おーーい!雫!」
「ニタ!朝からうるせいぞ」
「すまん笑」
いつもうるさいこいつは二多義 遊(にたぎ ゆう)
通称 ニタ 。小学校からの腐れ縁ってやつ
「お前の兄貴また表彰されてたな!」
「あいつの話をすんなっていつも言ってるだろ」
「何でそんなに嫌なんだ?別に良くね?あーあれか
また比べられるのか?まぁ違う人種みたいなもんだしな!ぐぅはッ」
ムカついたから殴ってやった
「いてっ!酷いなーもー」
「........」
兄貴というより双子の片割れで先に生まれたのがあいつなだけだけど、、俺はあいつが大っ嫌いだ。
母は弁護士。父は医者。そして双子に生まれ、
見事に才能が分かれてしまった、、
顔も性格も勉強も全てにおいて俺は負けてる。
双子でも二卵性だからあまり似てない。
俺が好きになった人だって、、
【⠀ごめん、私が好きなのはあなたじゃなくて
晴くんの方なの、、】
俺の恋は桜のようにすぐ落ちた、、
「そういえば、お前のクラスにあの変なやついるよな、
髪が長くてもさい奴!」
「そんなやついたっけ?俺興味ないから覚えてない」
「そいつ噂ではおネエらしいぜ!雫、喋りかけてみなよ」
冗談で言ってきた
「やだよ、俺は平凡に生きて普通の恋したいし、皆から変な目で見られたくない、」
「なんだよつまんねー」
いつも通りたわいのない話をしながら
お互いの教室に戻った
放課後
家に帰るのも気がむかないから
どっか暇つぶして帰ろーかな
そんな事思いながら歩いていると
ガシャンっ
「なんだ?」
《何で男なのに女の喋り方してんだよ、ダセーし、
気持ちわりーw》
《お前金持ってんだろ?よこせよw》
《キャハハハっ》
うわっ悪趣味だなーあいつ3年か?
変なとこ来ちまった、、最悪 。引き返すか
[ダサいわよ、あんた達の方が]
《なんだと!》
おいおい、反感かってどーすんだよ、、
てか本当におネエ言葉だな
[聞こえなかった?あたしはダサいって言ったの]
なぜか俺はその場から引き返す訳でもなく
見入ってしまった
こんなに堂々としていて立ち向かって、
俺とは正反対だな、、
《チッ、うぜーなぁ
先輩に歯向かったらダメだろ?
1発殴ってわからせた方がいいか?》
殴ろうとした瞬間
チッ
[仕方ないかっ]
バキッ ボコッ
《す、すまねーっ!もう許してくれ!!》
[許してくれじゃないでしょ?ごめんなさいは?]
《ひぃーーーー!》ピューン
[もうっ!ダメじゃない!謝んなきゃ!]
なんだ今の、、一瞬別人がいたような、、
でもそこには髪の長いの男(おネエ)
がいるだけだった。
サァ
ドキッ
ん?
風邪が吹いた瞬間
彼を見て何か感じた気がした。
パキッ(枝)
しまっ!た!
[ん?そこにいるのは誰かしら?]
[でてきなさい!]
ソソ
[あなた同じクラスの?]
「湖上 雫、、です」
さっきのが驚愕すぎて敬語になってしまった、、
[へーもしかして今の見てた?]
「はい、、」
(ドンッ)
「へ?」
俺壁ドンされ、た?
[今のなかったことにしてね?雫]
チュッ
「んんっちょっ//っ//」
力が強すぎて振り払えない、、
「プハッ、おまっなにすんだよっ//いきなりっ!」
[怯えてるの可愛くてキスしちゃったっ]
「っ!何言ってんだよ!!」
頭がパニックになった。
男にキスされたことなんてないし、、
気持ちいいとも思ってしまった自分に。
[私の名前は神野 紬 (しんの つむぎ)!]
[これからよろしくね!雫。]
「何がよろしくだァあああああああああ!」
紬との出会いはまだ始まりにすぎないのでした。
続く、、、
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