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自粛が解除され約数週間、全て元通りとはいかないものの、県を跨げるようにまではなった。
ありがたいことに仕事量も完全に戻ってきた俺たちは、忙しい日々を送らせてもらっている。
そんな中、兼近が久々に俺の家へ来た。
俺の記憶が正しければ、グダグダだった兼近のサプライズパーティー以来だと思う。
兼近は部屋に入るなりソファーへ行き、俺に座れと促してくる。
いつもなら「可愛いなぁ」と思いつつ素直に座るんだけど、今日はちょっとマズイ。
「大樹、俺今日それされたら強引にでも抱いちゃいそうなんだけど…」
とりあえず正直に言ってみる。
傷付けたくないからね。
今好き放題ベロベロチュッチュされたりなんかしたら、確実に理性ぶっ飛んで何しちゃうか分からない。
「いぃっすよ」
「えっ?」
ん?
抱いていいよってこと?
「だから早く座ってください!」
「わっ!」
肩を押されてバランスを崩しそのままソファーに座ると、俺の膝の上に兼近が座った。
と同時に唇を重ねてくる。
兼近の好きなようにさせつつ、俺は兼近の頭を撫でる。
可愛い。
好き。
愛おしい。
チュッ……チュッ…………クチュッ………………
時折閉じている目を開けて俺を見ては、嬉しそうに妖艶な笑みを浮かべ、再び目を閉じキスしてくる。
「はぁッ……」
しばらくして口が離され、俺をじっと見つめてくる兼近。
「りんたろーさんッ………」
やべぇ。
めちゃくちゃ誘われてる。
潤んだ瞳、紅潮した頬、腰を揺らしキスだけで勃ちかけているものを、俺の腹に押しつけてくる兼近。
表情にも行動にも全く慣れている感じがしなくて、無意識にやっていると思うと、兼近も我慢していたんだなぁと嬉しくなる。
「ベッド行こ」
短く告げ、触れるだけのキスをして兼近をお姫様抱っこする。
兼近の顔を見ると、目が合ったのに逸らされて、首や耳まで赤くなっていた。
ほんと、照れるポイントが分からない。
自分から恥ずかしげもなくキスしてくるくせに、抱っこされて照れるってなんなの?
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