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小倉君⑤
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すぐに莉紅が警察に通報した。
俺の両親と莉紅は警察に連れて行かれて、俺は病院送りとなった。
事情を聞かれて、虐待を受けていた事を話した。お母さんを守りたかったけど、過剰防衛で莉紅が悪者にならないかが心配で、莉紅の為に一切嘘をつかずに全てを話した。
「あの、莉紅は悪くないんです。俺の為にバットを振るったかもしれませんが。お願いします、莉紅を逮捕しないで下さい」
俺は病室のベッドの上で起き上がり、涙を流してそう訴えた。
すると、女性の警察官はくすっと笑うと、優しい笑顔で説明した。
「大丈夫ですよ。バットで殴ったと言っても、痣になったのは最初の一撃だけで、その後は跡に残らないくらいの強さで叩いただけだから」
「幹雄さん、死にかけていませんでした?」
「いいえ、全く」
「なんだ〜はぁ……」
「厳重注意はしたけどね。永瀬莉紅君のお母さんも来たから大丈夫よ」
警察が帰ると、入れ替わるように莉紅と莉紅のお母さんが病室に入ってきた。
莉紅のお母さんはちょっと変な人だ。病室に上下ジャージで来てるし、髪もボサボサのまま。
「葵唯大丈夫?」
「葵唯君、大変だったわね。莉紅から全部聞いてるわ」
「あ、あの。莉紅、ありがとう」
「愛人の為だし、当たり前でしょ」
「このおバカ。愛人とか何してんだか。葵唯君も葵唯君よ、莉紅を救ってくれたのは有難いけど、好き同士でもないのに愛人だなんて」
莉紅のお母さんは心配してくれているんだ。莉紅だけでなく、俺の事まで。
「いいんです。今この関係が居心地良いっていうのもあります」
「そうなの?」
「はい」
「じゃあ今後も莉紅と遺恨なく愛人関係でいるのね?」
「そうだと思ってます」
莉紅のお母さんふぅと溜息をついてから、話を続けた。俺の今後を大きく変える言葉を。
「じゃあ、葵唯君。うちの子になる?」
「え?」
「養子になるかって聞いてるんだよ。僕は葵唯ならいいよ」
結局、養子になる話は断った。
こんな事になってようやく母方の祖父母が俺の前に顔を見せた。お母さんと同じように暗い顔をした初老の男性と女性だ。
一度引き取られて、一週間くらい祖父母の元で生活をした。
そして──祖父母と莉紅の両親と俺と莉紅とで話し合いをし、俺は莉紅の家に居候をする事になった。
お母さんが実家に戻る事になって、精神的に不安定なお母さんと俺を引き離した方が良いという事になった。
莉紅が俺と一緒に生活したいと言ってくれた事もあって、俺はそれを断らなかった。また莉紅が無茶な事しないように見張るのと、またイジメにでも遭わないように守る為だ。俺の恩人だから──。
莉紅の家に引っ越して、新しい生活が始まった。
理不尽な暴力のない、安心出来る生活を送れると思ったんだけど……。まだ問題があった。
莉紅からは悩みがあったら隠すなと言われていたから、ストレートに抱えている問題を打ち明けた。
夜中に莉紅の部屋に言って話した。
何故か夜中だと話しやすい。なんでだろう?
「あの、莉紅」
「どうした?」
「困ってる事があるんだ」
「うちでの生活で? 言ってみ」
「あの……身体がおかしいんだ。
痛いのは、好きじゃないんだけど、痛めつけられたくなる時があって。
こんな事頼むのは恥ずかしいんだけど、痛くしてくれる?」
「え」
涙が流れた。恥ずかしい。情けない。なんで俺、こんなにどうしようもない男なんだろう。
莉紅は戸惑った顔している。俺が困らせてるんだ。
「ば、罰を……」
ずっと莉紅に謝りたかった。
緑を好きになった事。
莉紅をずっと疎ましく思って、いじめた事。
莉紅に迷惑をかけ続けている事。
莉紅を緑の代わりにしている事。
全てが罪のように思えて仕方がないんだ。
「俺に罰を与えて欲しい」
なんて浅ましいんだろう。なんて心が汚いんだろう。
莉紅に手を汚させて、罰を受ける事で楽になろうとしている。
分かってるのに救いを求めてる。
俺一人が楽になろうとしてる。
「分かった。この時間だとうちの親寝てるし、地下に行こうか」
「地下……」
確か莉紅の両親の趣味の部屋だと聞いた。写真を撮るのが主らしい。
地下に連れて行かれて、まず莉紅が俺に命令を下した。
「葵唯、服を脱いで。下着も」
ゾクゾクと胸に何かが込み上げるようなものを感じた。
服を脱いでいく。恥ずかしさから陰部を隠すと、それに対しても莉紅が命令した。
「隠さないで。君の身体の全てを僕に見せて」
「……は、はい」
「いい? 君は僕の奴隷だ。プレイ中はどんな事でも反論や拒否は許さない。それが無理なら服着て出ていっていいよ」
「はい。俺の全ては莉紅のものだから……」
心臓がバクバクして身体が揺れる。こんなに心臓の鼓動が激しくなる事なんてなかった。
交通事故に遭いそうになって、間一髪助かった時みたいな。そんな、生命の左右を揺るがされるのと同じだ。
莉紅が俺の命を握っている。
「良い顔。僕の言葉に続けて言って。小倉葵唯は今後永瀬莉紅の愛人でいる間……」
「小倉葵唯……は、今後永瀬莉紅の愛人でいる間」
「身体の全てをご主人様に委ねると誓います」
「か、身体の……全てを、ハァ、ご主人……様に……ハァ、委ねると……ハァ誓います」
「凄い幸せそうな顔してるね。初めて見るわ、そういう顔。じゃ、手始めに僕のちんぽ舐めてよ」
躊躇いはなかった。莉紅のズボンのファスナーを広げて、パンツを少し下ろしてをチンコを口に含んだ。
あぁ、チンコチンコチンコチンコチンコチンコチンコチンコぉっ! 好き、これが好きなんだ、ずっと欲しかった。
「舐め慣れてる? 初めてじゃないね」
「はふっ、あっ……」
夢中で舐めてると、髪を鷲掴みにされてチンコから離されてしまった。
「あ、チンコぉ」
「初めての時は、いつ、誰のチンコ舐めたの?」
「十二歳の時、お母さんの彼氏のを舐めました。お願いします、チンコ舐めたいです」
「はぁ。君のそんな姿を見る事になるとはね。ビックリだけど、受け入れるから大丈夫だよ。ほら舐めて」
髪を離されて、俺は再び口の中にチンコを収める事が出来た。やっぱりチンコは俺の中にいるのが正しいんだと思う。
「で、お尻は? セックスはしたの?」
「ひてまひぇん。フェラだけほの人にひかひてないれふぅ」
「せめて口からチンコ離して喋れないの?」
グチュグチュ音を立ててフェラをすると、段々莉紅のチンコが大きくなった。やっぱり莉紅も男なんだね。逞しいチンコ、俺好みだ。
「もう舐めるのいいから、四つん這いになって尻の穴見せてよ」
「はい」
なんで抵抗出来ないんだろう。恥ずかしいのに、それ以上に莉紅に従いたくなる。
四つん這いになって、上半身で身体を支えて両手で尻を広げた。
見られるの気持ちいいよぉ。
「そんな格好して恥ずかしくないの?」
「き、気持ちいい、です。ハァハァ……」
「醜態晒してる自覚ある?」
「はぁ。あ、あります。俺の汚いところ、み、見てください。俺の全ては莉紅のものです」
莉紅は黙って俺の尻の前に膝をついて容赦なく尻穴に指を突っ込んだ。
痛い、痛い、痛い、痛いっ!
「っ、ふぅ、うぅっ」
「痛い?」
「痛いですぅ」
「正直だね」
突っ込んでいた指を抜いたと思ったら、ヌルッと湿った柔らかいものが尻穴を這った。
気持ちいい。
「あ、あんっ、あぁっ、あんっ」
尻を舐められてる。恥ずかしい、そんなとこ。
「莉紅、そこ汚いから。やめ……」
「なんで? 君の全ては僕のものでしょ」
莉紅はふやけるんじゃないかってくらい舐めた後、指をゆっくりと中へ入れていく。
「はぁ……ハァ、ハァ……」
「葵唯、聞いてね。このまま君を犯してもいい? 後悔しない? 嫌なら玩具を使う。拒まないならこのまま僕のペニスを入れるよ?」
「い、入れて。莉紅のチンコが欲しいっ」
こんな地下室で、命令されて初めてを奪われるなんて……凄く興奮する。
「入れて欲しいよぉ」
「だめ。それは僕が決める。君に反論する権利はないよ」
ヤバいヤバいヤバいヤバい。そう言われるとゾクゾクくる。気持ちいい、心が気持ちいいよ。
指が二本に増えた。こじ開けられて、入れ物にされる。そう考えただけでチンコが熱くなる。
「凄い勃起してるね。そうしてる君はなんか可愛いよ」
指を抜かれたと思うとすぐにチンコが奥に突き刺さった。容赦なく、入る感覚を味わう間もなく、無遠慮に入ってきた肉棒。
「あぁぁぁあぁあああぁっ」
「そんなに気持ちいいの?」
「あっ、き、ぎもちいいれすぅ。虐めてください! どんな命令にも従いますぅっ!」
「仕方ないな……」
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