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お泊り会 ~みんなでデート準備編奏多、春~
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「春、こっち向いて?」
「今は無理…まじで顔赤い気がするから。」
「それが見たいんだけど…?」
「無理!やだ!恥ずかしい!」
「えーっ…じゃあ春の事もう好きって言わない。」
「え!やだ!はい!顔見せた!てか見せてる!だから…」
「そんな涙目で見ないでよ笑笑嘘だよちゃんと好きっていうから。好きって言われないのそんなに嫌?」
「やだ。気持ちが一方通行って感じで、不安…になる…奏多が離れて行っちゃう気がして…」
「離れないよ?春のそばにずっといるよ?あと、好きって言わないから。」
「え…?なんで…?」
「まーた涙目になってる…俺は好きじゃなくて、大好き。愛してる。の方が言いたいんだけど?」
「えっ……!そういうこと!?じゃあ必死になってた俺って…」
「ただの俺得?笑笑」
「えええ!まぁ、奏多が喜んでくれた?ならいいけど…」
「大好きだよ。春。誰よりも大好き。」
「っ!////////バカぁ!ストレートに言うなぁ!………俺も大好き……」
「ストレートに言わないと、春って鈍感だから気付かないでしょ?」
「き、気付く!自信は……ない……」
「でしょ?でも告白してくれた時は俺もストレートに言ったけど?」
「あ、あの時は!違うの!その…告白した事で頭真っ白で…」
ピロン♪
「…邪魔が入った…」
「しょうがないよ…茜からだ。『今からみんなでデートしよーよ!』だってさ!どうする?」
「春、どうしたい?」
「普段みんなと遊んだりしてないから…!行きたい…!」
「俺は春独り占めしたいけど春が楽しそうだから行こっか。」
「本当!?やったぁ!」
「その嬉しそうな顔、俺以外に見せないでよ?」
「うん!奏多にだけだよ!」
「あぁ…本当に大好き…」
「も、もー!ほら!着替えよ!思いっきりパジャマだから!」
「そうだね。」
「あ!初めてのデートだから…お揃いがいいな……ダメ………?」
「その涙目本当にやめて…その顔に弱いから…お揃いでしょ?いいよ。」
「奏多、大好き!」
「うっ…不意打ちはズルい…で、どれ着てく?」
「んーとねー!あ、この青の上着お揃いがいい!あと!お揃いで買った靴下もお揃いがいいなぁ!」
「じゃあその二つ、お揃いにしよっか。」
「奏多はなんかお揃いにしたいのある?」
「俺は言われちゃった。青の上着。もうちょっと小さい時に明らかにサイズ違うのに欲しいって聞かなかったからあげたよね笑笑兄の貰ったらもっとでかいし笑笑まぁそのおかげで着られるんだけどね笑笑」
「思い出の上着だもんね!この上着今でもちょっと大きいんだよねぇ…」
「そのまま大きくなんないでね?ちょっと大きいのも可愛いし、お揃いに出来なくなっちゃうから。」
「多分もう大きくなんないよ。年齢的に。」
「それもそうだね。さっ!部屋出よ!」
「うん!」
奏多、春の準備よりその前が多くなってしまった…by莉月(作者
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