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敗北の瞬間(陽目線)
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「デートしてくんね?」
あぁ、この時が来たかって感じ。
思ったよりガッカリとか悲しいとかなくて来たるべくしてきたって感じ。
おれにはどうしよーもないっ。諦めるしかない。認めるしかない。幸せになれよって思うしかない。
けど
「俺、腹痛いわ。すまん」
目頭が熱くなって目がぴくぴくしてきた。
「失礼します……」
「はーいっ。どうし……たの?」
「ベットくれよ智ちゃん」
こういう時保健室の先生が知り合いってすげぇいい。
「う?うん。」
ズーと好きだったけど、報われないもんは報われないか。
確かに俺の思いが報われるかもなんて思ったこと無かった。
「だ、大丈夫?陽くんなんか飲む?」
「大丈夫大丈夫。智ちゃんなんもしなくてへーき。」
でもなんだろ……なんかスッキリしたかもなぁ。
いままで明利に女ができる度邪魔着てきたけどもうそれも終わりだ。
俺も先に進まなきゃ行けない歳ってことだ。
「ねぇ、話なら聞くからね?」
「おう。」
次はもっと可憐で綺麗な人にしよう。
もう悩まないような恋をしよう。
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