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ぶどう味の飴 智目線
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この保健室で陽くんを背にボタンを閉めるのが何回目かもう分からない。
僕は大人として教員として拒まなきゃ行けないのに。陽くんの太陽みたいな温かさが僕の中の砂糖を沸騰させる。
「ほい、飴。葡萄ね。」
「あ、ありがとう。」
陽くんはした後決まってのど飴をくれる。葡萄味。
「ねぇ、智ちゃん。今度さ、デートしね?」
「え、デ、デートって。」
「普通に飯食って、服とか見たりとか。」
それくらいならいいのだろうか。
幼あ馴染みの弟と出かけるだけならきっと大丈夫だろうか。
「あ、断るのなしね。智ちゃん先に葡萄の飴食べてるからら。」
ずるい。
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