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ごきげん
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「先輩、最近、ご機嫌っすよね。」
「そうかな?」
「なんか、寝不足っぽいけど、でも、なんか、楽しそう。」
「そんなこと、ないと思うけど。」
「恋人とうまくいってるんすか?」
「うん。それは、うまくいっていると思う。」
「羨ましい!毎日先輩と一緒にいられるなんて。ってか、どんな美人なんすか?写真見せてください!!」
「ダメだよ。秘密。」
「会いたいっす!先輩の彼女さんに!」
「どうして?」
「オレの大好きな先輩が好きになる相手に興味あるっす。」
「今度ね。」
自分でも浮かれてしまっている自覚はある。
でも、やっぱり他人には言えない。
思い切り、シンジさんのこと、惚気たいけれど、無理な話だ。
山田くんにバレちゃうくらい浮かれているのなら、気を付けなきゃな。
毎日、幸せすぎて怖いもんな。
夜眠るときにシンジさんに抱きしめてもらって、目覚めたときもシンジさんがいる。
一緒に朝食を取ってから仕事に来ている。
今日も行ってらっしゃいのキスをして見送ってくれた。
思い出しただけでニヤけちゃう。
仕事に充実したプライベートが滲み出てしまっているようだから、本当に気を付けなきゃ。
…昨日もたくさん可愛がってもらって、足腰がフラフラになったけど、幸せ過ぎて…今朝も抱いてもらっちゃったし…ボクって、こんなにエッチが好きだったなんて知らなかった。
シンジさんのそばにいるだけで、ムラムラしてしまう。
最近では、思い出すだけでお尻が濡れちゃうくらいに酷い淫乱っぷりだ。
桜さんに「エロい匂いさせすぎ。」とこの前怒られてしまった。
「先輩、顔真っ赤っすよ?大丈夫すか?具合悪い?」
山田くんに顔を覗き込まれた。
シンジさんのこと思い出すとダメだ…仕事中は、ホント忘れなきゃ。
チョコとミルクのことを考えて、気持ちを整理しよう。
最近、チョコとミルクがボクにスリスリしてくる。
頭をゴンゴンぶつけてきて甘えてくるのがすごく可愛い。
今までこんなにスリスリしてくれなかったから嬉しいなって思っていたら、シンジさんにも同じことをしていた。
チョコもミルクもシンジさんの匂いが好きみたいで、整体の後はよくスリスリされていた。
ボクの身体…シンジさんの匂いがするのかな…?
あ、まずい…シンジさんのこと、思い出しちゃった…。
お尻、濡れちゃう…。
「わわわわわ!先輩?!顔が真っ赤すよ!医務室行きましょう!」
「大丈夫だよ。山田くん。心配かけてごめんね?」
「先輩、エロい!ちょっと、マジ、大丈夫すか?!」
「うん…ごめんね。」
「謝んないでくださいよ。いつもお世話になってる先輩には、幸せになってほしいっす。でも、彼女のこと思い出してエッチな顔すんのは、ダメっすよ?」
「してないよ…。」
「どんだけ魅力的な彼女なんすかねぇ。先輩にこんな顔させるくらいの女性って!超気になる!」
女性じゃないって言ったらビックリするんだろうな。
しかも、君がお世話になっている整体師さんだよとは口が裂けても言えない。
…はぁ。
誰かにノロけたいよ。
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