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〜番外編〜「エイプリルフール」
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エイプリルフールですね。
てことで、光と和英のイチャイチャをお楽しみください。
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〜1年前の4月1日〜
「和英ッ!!」
「わっ!!びっくりした〜急に何すんねんw」
急に光が俺に飛びついてきた。それに俺は驚いた。
「今日、何の日だと思う?」
「エイプリルフールやろ?」
「そうだよ?それでね、今から嘘ついてもいいかな?」
急に何を言い出すかと…
「別にええで」
「じゃあ、和英。僕、和英のこと大好きだよ!!」
えっ?今、「大好き」って言ったよな…てことは、俺の事嫌いってこと?
俺はポロポロと泣き出した。
「あぁぁ、和英〜泣かないで〜」
「だって…俺のこと…グスッ…嫌いって…ヒッ…」
「嘘つくってのが嘘なんだよ〜」
「光…グスッ…俺のこと…嫌いやねんな…」
俺がそう言うと光は頭を撫でくれた。
「だから〜、嘘つくってのが嘘なんだってば〜。ほら、ギューしよ?」
俺は無言で光に抱きついた。
なんとも言えない心地よさ、このまま光に抱きついたまま寝てしまいそうだ。
「…ごめん」
泣き止んできた俺は光に謝った。
「別にいいよ〜、急に嘘ついた僕も悪かったしね」
光は優しい声でそう言ってくれた。
俺は光に抱きついたまま寝てしまった。
〜今年の4月1日〜
「光…来たで…」
俺は光にそう言った。
「来たよって、いつも会いに来てくれるじゃん。てか、日に日に僕に見た目似てきたね〜」
「俺、今日さ、光の大好きなコスモスの花束持ってきたで。後、ポインセチア。」
「綺麗なコスモスとポインセチアだね〜ありがとう〜」
俺はそのコスモス花束とポインセチアの花束を光に渡した。
「去年のエイプリルフール覚えてる?俺が、光に嫌われたと思って泣いてたこと。光、一生懸命俺を慰めようとしてたな〜」
「勿論覚えてるよ!!あの頃の和英は可愛かったな〜」
「あっ、せや。」
俺はポケットから光の大事にしていた兎のキーホルダーを出した。
「これ、光が大事にしてた兎のキーホルダー。あっちでも大事に持ってて欲しいなって、だから持ってきた…」
俺は少し泣きながら言った。
「ありがとう〜ちゃんと大事に持ってるな〜」
「みんな、光の帰り待ってんで…」
ついに俺は泣き出した
「そうなんだ…でも僕のこといじめてた人らは どうせ、僕が死んでも笑ってたんでしょ?」
「やから…こっちに帰ってきてぇな…グスッ…俺も待ってる…はよ…光に会いたい…」
俺は泣きながら言った。今年はいくら泣いても慰めてくれる人が居ない…いや、来年も再来年も、10年後も…
「僕は、ずっと和英のそばにいるから安心してね。って、僕の声は届かないか…」
「じゃあ、俺は帰るわ…あっちでは幸せでおってや!!」
「和英のそばにいるだけで、僕は幸せだよ。」
俺は光の墓を離れた。
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どうも、雨傘です。
最近、投稿出来なくてすみません。
ちなみに、ポインセチアの花言葉は「幸運を祈る」だそうです。
2020年4月1日
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