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序章
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昔から、綺麗な物が好きだった。
硝子玉や、飴細工、水晶に、レース。
対象は多種多様だったし、運の良い事に気に入った物全てを手に入れるだけの環境は整っていた。
小中と、俺の周りには常に人がいたし、高校に上がる頃にはもっと年上の人とも遊ぶようになった。
俺は全てを手に入れてきたし、気に入らない物は捨ててきた。
だから、
これはきっと何かの間違いだ。
俺は夢でも見ているのだと、そう思った。否、思いたかった。
目の前の光景に、目を背けたかったが、其れを邪魔する手があった。
「お前もいい加減学びな?」
そう呆れた様に、でも何処か楽しげに囁く声が聞こえた。
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