アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
核心
-
「ユウヤにしては珍しく苦戦してるじゃん。待ちきれなくて来ちゃった。」
ぶつかった先は知らない男だった。
しかし、男はユウヤと知り合いらしい。
「まだ、呼んでないんだけど?呼ぶまで出てくるなって言っただろ。」
ユウヤは明らかに苛立っている。口調もさっきとは別人のようだ。
そう言うことか、今の会話で状況を理解した。
つまり、こいつらに嵌められたようだ。しかし、状況を理解したところで、背後にはぶつかった男ともう1人。つまり、ユウヤも含め3人の男に囲まれたわけだ。
流石に、成人男性3人相手に、しかも、背後を取られて逃げれる気はしない。
「おい、こんな事して言い訳ないだろ。いま解放すれば大事にはせずに今日のことは忘れてやる。」
オレは、交渉術にでてみた。
「それはご親切にどーも。でも、そんなこと聞いてないんだよね。別に男同士気持ちいいことしようて楽しいお誘いなんだけど?別に勿体ぶることないじゃん、乱暴にはしないからさ。大人しくついて来たらだけど。」
ユウヤは猫を被るのはやめたようだ。開き直ってこちらの提案は無視して圧をかけて来た。
「馬鹿にするな。お前らみたいに男はみんな性欲しかないと思うなよ。」
こうなったら一か八か、背後のぶつかった男に思いっきり肘打ちを喰らわす。
不意打ちで鳩尾に見事に入ってくれたようで男は前屈みになり後退る。
よし、あとは構わず全力で走り出そうと踵を返すがもう1人の男に腕を掴まれた。
「そう簡単に逃すわけないだろ。」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
11 / 26