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友達-23
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本当に結城くんが友達なってくれるって言った、よな。
「えっと、七瀬…?」
いろいろ考えていると結城くんが不安げに俺を見てた。
「いいの、?友達、なってくれるの?」
「うん、」
まじか〜…なにこれめっちゃ嬉しい。
今まで友達出来ただけでこんな嬉しいと思ったことないかも。
「…よかったあ〜。俺嫌われてるのかと思ってたから。いや、俺の所為で結城くんに慧悟ぶつかったし、それで俺の事嫌いになっちゃったかなー、とか。朝お願いしたときは何も言ってくれなかったからやっぱ嫌われたと思って。」
今まで突っかかってた事を口にした。
本当に気になってたんだ、
「嫌いじゃないよ。あの、俺ただ慣れてないだけで…なんて言ったらいいのか分からなかった。ごめん、」
「そうだったんだ。よかった。謝らないで?
「うん。」
「…あのさー、俺のこと忘れてるだろ?黙って聞いてりゃ友達にまでなりやがっていつの間にそんなに仲良くなったんだよ遥お前許さねぇ…!」
「ふふーん、いいでしょ。言ってなかったけど今日昼飯だって一緒に食ったし〜!」
「っな、」
慧悟は信じられない、って顔をした。それだけで勝てたような気がして何だか面白い。
「結城、俺ともお友達、なってくれよ〜」
「あ、うん…なろ、う、?」
え、何今の!?俺は2回目でやっと友達なってくれたのに!!てか威圧感!!
「よっしゃ!これでお前と同じだ遥!」
「いや、脅しだよあんなの!!結城くん怖くなかった!?やっぱりやめておいた方がいいんじゃない!?」
「ああ?んだよお前結城がなってくれるって言ったんだからいいんだよ!!」
「はははっ」
言い合いを続けてると結城くんが笑った。
「あー!ほら、お前のせいで結城くんに笑われた!」
「あ?お前が馬鹿だから笑ってんだろ」
「だ、か、ら!俺はお前よりは頭いい!!」
「っふ、ははっ」
「もう、結城くん笑いすぎ!!いや、いいんだけど!!俺結城くんの笑った顔好きだし!」
これからも笑って欲しいな、なんて考えたりして。
だって笑ってる結城くん、すごいかわいいし楽しそう、、
結城くんの知らなかった一面が見れて、何だか一歩近づけた気がした。
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