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居場所-7 止まらないで *
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「…っ、全部入った」
指とは比べ物にならない圧迫感に息を詰まらせる。
「痛くない…?」
「痛くない…っ、けど…」
「…怖い?」
怖くないと言えば嘘になる。
…だけど、七瀬ならきっと大丈夫。
「大丈夫…動いて…っ」
恐怖心を紛らわす為にシーツを強く握りしめる。
律動が始まると、一気に快感の渦に呑まれていく。
「…あっ、あッ、…っく、っんぅ……っ!」
部屋にはぱちゅ、ぱちゅっと濡れた音が響く。
__何故あれほど嫌だった行為を自ら受け入れているんだろう。
怖くて、痛くて、1人になって。
いい事なんてひとつもなかったのに。
「…っ」
「っん、んん…ッ!っぁ、…っひああっ!」
なるべく声を漏らさないようにしていたけれど、イイトコロを擦られてしまえば、そんなこと叶うわけもなくて___
「ひぅっ、やっ、っぁああっ!七瀬…っ、そこ、やだぁ…っ!」
「…結城くんって気持ちいいときやだって言うんだね…、っ」
七瀬は楽しそうに笑うと、その位置を抉るように腰を打ち付ける。
「っは、あっ、あぁっ!だめっ、!そこ、っばっかり、やぁ…っ!」
強すぎる快感に頭が回らなくなる。
ただ気持ちいいってことしか分からない。
「っぁああっ…っ!っは、んんっ、っあぁっ、やらぁっ!」
同時に前も弄られると先走りはだらだらと流れ、シーツを汚した。
ふと横を向いていた顔を前に向けると七瀬と目が合い、そのまま七瀬の唇が降ってくる。
「……蓮、」
耳元で囁かれた瞬間、目の前が白黒して七瀬の声を最後に俺は達した。
「っは、はひ…っ、」
「……っ締まりすぎ…っ、千切られそ…っ」
「っは、はぁっ、だって…っ」
だって、初めて七瀬が__
「…蓮って名前呼ばれてイッたの?」
七瀬が俺の髪を撫でる。
少し意地悪なセリフとは反対に、優しく撫でられると無意識に頬が緩む。
「七瀬も…、」
「ん?」
「七瀬も、イッて…、?」
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