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居場所-8 止まらないで *
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「まだいける?もう無理じゃない?」
結城くんはもう既に息が上がってるし、眠そうだから落ちちゃうのも時間の問題だと思うし…。
結城くん寝ちゃったら1人で抜くしかないか。
いや、凄く虚しいけれど。
目の前に結城くんが居るのに1人でするとか本当ありえないけど。
「…あれ、」
頭の中であれこれ考えているうちに結城くんに押し倒されている、んだけど…、。
これはどういう……、?
「結城くん、?」
結城くんの顔色を伺うと何やら不満げな顔をしていた。
「……いけるもん」
「へ、?」
『いけるもん』……?いや、もんってのが可愛いのは置いておいて、…いや置いてはおけないか。飾っておくべき…?額縁に入れる……?
…いやいやまじで何考えてるの俺。意味分かんない事考えてる場合じゃないでしょ。つまりこれは……
続きをしようとしてくれている???俺がまだイッてないから…??
「っちょ、ちょっと待って。結城くん絶対明日辛いし今だってもう正直限界でしょ…?」
「……いい」
「はぁっ!?」
いや良くない良くない全然良くない。
問題しかない。
「だって……」
結城くんはまだ何か納得いってないような顔をして、俺の上に跨り胸に手をついた。
「…俺がやる」
……???
俺がやる…???
「ゴム、付けてたんだ」
呑気にそんなことを言って結城くんは腰を上げる。
自ら後孔にソレを宛てがい顔を歪ませながら呑み込んでいくその姿に、普段可愛いと言っただけで真っ赤になる結城くんの面影なんて残っていなくて___
「ンっ、……っはぁ、っ」
思わず息を呑む。
だって、結城くんが自分から俺の挿れてるとかそれだけでやばい……。
「……っ、」
まだ全部入り切っていないのに結城くんの動きが突然止まる。
「…っは、待って。これ…っ、やっぱ……」
『無理』 そう言おうとした結城くんの腰を掴む。
「結城くんがやってくれるんでしょ?」
「…っでも…っ、」
「……じゃ、ちょっと手伝ってあげる?」
結城くんが少し迷って頷いたのを合図に下から突き上げる。
これでも耐えて来た。
けどこんなに煽られて我慢出来る訳が無い。
「〜〜〜ッッ!?」
挿れただけでイキかけた結城くんが俺の上にぺたんと座り込む。
「これっ…無理…っ、!深…っぁ、」
「っふ、結城くんがやるんじゃなかったの?」
「だって…っ、」
結城くんが捨てられた仔犬みたいな目で俺を見てくる。
ごめんね、でも助けてあげない。
「ほら、動いて?結城くんが俺をイかせてくれるんでしょう?」
折角最後までするの諦めたっていうのに、その気にさせたのは結城くんなんだから…ねぇ?
ちょっと意地悪だったかなとも思ったけど、結城くんが言ったんだもんね。
結城くんは唇を噛みながらゆるゆると動き始めた。
「…っン、……んんっ、……っ、」
「だから噛んじゃだめだって」
結城くんの唇に手を伸ばす。
「でも…声……っ」
「ははっ、もっと聞かせてよ?」
結城くんは少し困った顔をしたけど、そのまま腰を動かす。
自分から言うくらいだから、相当上手いのかとも思ったけどそうではないらしい。
なんか…、動きがぎこちなくて可愛い。
きっとイイトコ当たって動くの辛いんだろうなぁ。
「七瀬っ、…気持ち…っ?」
…はぁ、眉毛下げてそんなこと言うとか可愛すぎでしょ。
好きな子にされて気持ち良くない訳ないし。
「ん、気持ちーよ」
てか、本当に眺めやばい。
俺の上で結城くんが腰振って、それで喘いでるんだよ?
それだけでイけそう…なんて、口が裂けても結城くんには言えない。
「っや、っぁあっっんッ」
「…っ、」
すげ、あつ。
ナカ、絡みついてくるし……めっちゃいい…
本当にイきそ…
「んぁっ…っ、イっちゃぅ…ッ」
「っ、俺も…っ」
俺たちは同時に果てた。
俺の上に倒れ込みはくはくと息をする結城くんを見てやってしまったと思った。
「…あはっ、やっぱり無理だったかも……」
………あはっ?え、あはって…??
何それ可愛すぎなのでは………???
「七瀬、俺のこと好き、?」
結城くんが少し不安そうに俺の顔色を伺う。
そんなに不安がらなくてもいいのに。
とっくに俺は結城くんが好きで好きでたまらないから。
「好きだよ」
「…よかった……」
それだけ言うと、結城くんは安心したように微笑んで目を閉じた。
眠ってしまった結城くんのおでこにキスをする。
「……はぁぁ〜〜…」
本当に結城くんとしちゃった…!
やばいやばい、どうしよう…ってもうどうしようもないよな。
はぁ〜っ、めっちゃ可愛かった…
好き………
後処理をしようと立ち上がると、勃ちあがった自分のモノが目に入る。
…え、嘘でしょ……?
俺、もしかして元気すぎ…?
いやいや、そんなことは無い。普通普通。
…え、そうだよね……?
1人静かになった部屋でため息をつく。
………はぁ、結局1人で抜くことになるとか聞いてない。
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