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煽りと独占欲③
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あぁ、面白いなぁ〜。顔赤くしちゃってさ、青生たん可愛い。
尚斗の立場じゃない事が本当に悔やまれる。
……で、煽るのもこのへんにしとくか〜!
「まぁ、尚斗には心許せるってことだよね!良かったよ。この学校で尚斗にもちゃんとした友人が出来てさっ!」
「……お前、割りとまともな奴だったんだな」
「えっwwww俺青生たんの中でそんな悪い印象だったの!?」
確かに俺ヘンタイだけどさー!普通なんだよ!?信じて!青生たん!!って縋り付いたら、やっぱり変だと一蹴されてしまった。
うぅ……辛い(泣)
なんて色々と騒いでいたら、部屋をノックする音が聞こえた。
あ、カギ閉めんの忘れてたわ、と今更気づいた。
ドアが開くとそこに影が2つ。アホ毛が揺れる。眼鏡が反射する。
おぉ!君達は……!
「さっき凄い音がしたんだけど大丈夫だっt……」
「晴輝きゅーーーん!マサぁぁあーーー!うはー!天国!」
彼の優しさ溢れる心配も他所に、二人に飛びつく。はぁ!可愛いよ二人共!ペロペロ!
そんな俺の様子に腕に中にいる二人がたじろぐ。
「ね、ねぇ尚斗?これどういう事が起きてるの……??」
一旦休止。 俺は隔離された。
「いいか、みーくん。これ以上こいつらに迷惑かけんじゃねぇ!」って怒られた。
うぅ……。感動の出会いだったのにー!尚斗の馬鹿!
そんなこんなでさっきまでの事や、俺についてなど、色々と語った……尚斗が。
俺に回答権は無いらしい。
「へぇ〜、幼馴染みなんだ〜!じゃあ尚斗の小さい時の話とか聞きたいな〜!」
晴輝きゅんが興味津々でアホ毛が揺れている。
他の二人も聞きたいって考えが顔に出てて可愛い。
「よっし!俺のターンキターー!!じゃあね、尚斗が昔間違えて女子とトイレに……」
「それ以上喋ったら……分かるよな?」
良いネタだと思ってたのに、尚斗さんの目が怖くて言えなくなってしまった。うぐぅ……悔しい。
「なんとなく察したよ……。で、1つ質問いいかな?」
あのマサが質問するとは珍しい。勿論答えてやんなきゃな!
「何かな〜?」
「……今まで尚斗が付き合ってた人っていたの?」
何度聞いても誤魔化されるんだよね、と悲しそうな表情をしている。おい尚斗。こんな可愛い子にそんな顔させちゃ駄目だろ!
「えー、俺は見たことないな〜!……強いて言うなら俺かなっ☆」
ふざけて星を飛ばしてウインクした。
尚斗からは相変わらず、無駄なこと言いやがってという鋭い視線が突き刺さる。……けど、逆に青生たんとマサから別の視線を感じるよ〜。
これは修羅場勃発なるか!??わくわく!!
「そうか……。でも今、毎日一緒に寝起きして弁当作ってんのは俺だからな。」
おっと、早速青生たんがノッてきました!!てかやってること新婚みたいでいいな〜。マジ羨ましい。
「……!だったら俺だって明日から弁当作ってくるし……!」
やっぱりマサもノッたぁーーー!イイネイイネ!奪い合いとか妄想が捗るね!
「待って二人とも!とりあえず落ち着いて!」
晴輝きゅんがなだめてる。やっぱ健気で良い子だなー。
……でもこれで現在の大体の人間関係を把握できた……!
思った事は、俺が居なくても結構いい感じに進んでるって事。
尚斗よ、この調子で頑張れ頑張れ!
「あー、また始まったよ。ホント最近どうしたんだ?……晴輝も放っておいていいぞ。」
どうせすぐ終わるだろ。って尚斗は言うけど、逆にヒートアップしてる気がするのは俺だけかな……?
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