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治療
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目を冷ますと腕には点滴が繋がれていた
すると部屋の扉が開いた
いきなりさっきの事を思い出し、体がガクガクと震え出した
人が怖かった
部屋に入って来たのは東雲だった
俺が誠二と結婚してから身の回りのことを手伝ってくれたり、相談相手になってもらってた人で信頼してる人でもある。
なのに、知ってるのに怖い
パニックになってしまって布団から出て東雲と距離をとる
「・・・・っ・・!!」
声が出ないから通じない
東雲が近づいて来て逃げ場が無くなった
怖くて泣いてしまった
「龍弥さん、安心して下さい。
俺です、東雲です。
俺の目を見て下さい。」
俺は目を合わせようとしなかったが顎を掴まれて無理矢理目を合わせられた
「・・っ・・・・・っ!!」
過呼吸になってしまい息苦しい
「大丈夫、大丈夫、ゆっくり呼吸して下さい。」
東雲は俺を抱きしめて背中をゆっくりさすってくれた
次第に治まったが、人が近くに居るのが怖くて再度、東雲と距離をとった
その後、誠二は来てくれたが俺が怯えてたからか「もう少ししたらまた来るから」と言って部屋を後にした
それから医者が包帯や点滴を変える時に俺の側に来ることですら怖かった
だから部屋の隅に逃げようとしたが、東雲が俺をがっちりと抑えて逃げれないようにした
その度、過呼吸になった
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