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病室 誠二side
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コンビニの袋を持って龍弥の病室へ向かう
病室には東雲が居た
ベッドでは龍弥がつわりと闘っていた
東雲は龍弥の背中をさすっていた
俺は2回コンコンとノックをして入室した
それから東雲と交替して龍弥が落ち着くのを待った
「落ち着いたか?」
「・・・落ち着いたけど、また吐きそう・・・」
「そっか・・・
今、吐いたばかりだから食えないかもしんないけどゼリー買ってきたから食えよ
晶さんに聞いて何が食いやすいか教えてもらった」
「誠二がそこまでしてくれると逆に怖いかも」
「龍弥、退院したら覚えてろよ!!」
「ゴメン、ありがとう
嬉しかったから!!」
「何が食えるかわかんなかったし、妊娠してると好き嫌いが変わるって聞いたから全種類買ってきた」
「夕飯、食べれなかったから一個頂戴
俺はみかんが食べたいかも」
「じゃあ、残りは冷蔵庫に入れておくなっ」
家にいるより顔色が少し良くなったような気がした
その後、東雲が戻ってくると3人で話をした
「誠二さん、龍弥さんは病院食ほとんど食べれないんですよ
匂いが強いらしくつわりのせいで吐き気がしていつも食べれないんです
少し食べても吐いてしまうし、一度吐いてしまうとなかなか吐き気が治まらずで大変なんですよ」
「しょうがねーだろ!!?
だって・・・・」
「それで俺に食べさせようとするのはどうかと思いますけど!!」
「おい、龍弥 そんな事したのか!!?」
「だって食えないし、看護師がチェックしにくるし・・・・」
「お前は・・・・
何やってんだよ・・・・・」
俺はその場でため息を吐いた
「誠二さんから言ってやってください」
「そうだな・・・
今後一切そんなことはするなよ
ついでに、もしそんな事をしたら東雲はお前のとこから俺の世話係になってもらうからな
いいな!!?」
「・・・・えっ!!?
嘘だろ!!?」
「嘘じゃない」
「・・・・わかった・・・」
その後はゼリーを半分くらい食べていた
ゼリーなら食えるらしく自分でも驚いていた
晶さんに相談して良かった
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