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リハビリ
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毎日、リハビリをしているが上達しない
物に掴まって立ち上がっても足に力が入らなくてその場で崩れてしまう
ケガをしないように先生や東雲が支えててくれる
一番励みになっているのは休憩の合間に東雲が光希を連れて来てくれることだった
俺が座っているときに東雲の手から俺へと光希が渡される
「光希、良い子にしてたか~?
俺、頑張ってるからもう少し待っててね」
なんて声を掛けている
誠二には「走れなくても歩けるまでには回復したい」と伝えた
そのためか誠二もいろいろと協力してくれている
最近では夕飯を食べる時は誠二が支えてくれて広間まで行っている
「龍弥、急がなくていいからゆっくりな」
前に誠二が立って後ろ歩きをしている
誠二の手を強く握って一歩一歩前に足を出す
「ありがとね」
「どういたしまして」
俺がいくら時間がかかっても誠二は待っていてくれる
「龍弥、背筋伸ばして
前かがみになってるぞ」
前に誠二がいるから前の方に力がかかってしまっていた
背筋を伸ばしてまた歩き出した
まだ段差があるところは危ないからと言ってその場は東雲や誠二が手を貸してくれる
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