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リハビリ3
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それからゆっくりではあったが回復してきた
まだ段差はきついけど支えてくれる人がいれは転ばないで済んだ
最近では光希にミルクを飲ませている
すぐに飲み干してしまって自然と笑ってしまう
「少しは元気になりましたね」
東雲が話しかけた
気づけば、最近は笑ってなかった
リハビリの事で精一杯だったから・・・
「あのさ、買い物に行きたいんだ
光希の服とか買いに行きたい
一応は買ってあったけど、なんだかまた欲しくなっちゃって」
「それは誠二さんに話してみないと俺ではわかりませんから
俺から話しておきますね
誠二さんには後でこっちに来てもらいましょうか?」
「良いよ、後で俺が誠二の部屋まで行くから
リハビリも兼ねて」
「そうですか」
その後、東雲は部屋を出て俺は光希を抱いたまま居眠りしていた
次に目が覚めたのは光希が俺の髪を引っ張っていた時だった
光希の手を俺の髪から離すと泣き出してしまった
「ごめんごめん」
俺は微笑みながら光希の手に指を置いた
安心したのかすぐに泣き止んだ
誠二に買い物の話をするのを忘れてたから東雲を呼んで手伝ってもらって誠二の部屋まで行った
「誠二、今いい?」
「おう、おいで」
誠二は手を止めて俺の手を握って転ばないようにしてくれた
「買い物に行きたくて・・・
光希の服も買いたいし、俺もずっと外に出てないから・・・」
「そっか・・・、でもまだ長くは歩けないだろ?
行っても良いけど、車椅子だからな?」
「・・・・・分かってるよ・・・」
本当は自分の足で歩きたいけど歩けばどれだけ時間がかかるか分からない
「そんな暗い顔すんなよ
それか、俺がおんぶしててやろっか?」
「・・・っ////
良い、車椅子で行くから!!」
恥ずかしくなってムキになって声を荒げた
そして、急なことに明日行くことになった
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