アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
やりたい時がやる時
-
去年のクリスマスは二人で過ごせたんやけど俺も松永も仕事が忙しかったんで飯もケーキも全部買って来て静かな夜だった。
「俺らだけのクリスマスって久しぶりやんね?」
「二人だと静かだね」
やかましいあいつらがいつもおるけんなぁ
「お正月休みの飛行機早めに取っててよかったね」
「すまんね手配してもらって」
「いいよ早くしといてよかった。帰りの飛行機も取ってる。今回早くこっちに戻るんやね?」
「おぅ」
実家におってもやることないしなぁ。
年末実家に戻ってやることなくて俺は困った。
夜から明け方までは中学高校時代の飲み会とカラオケ(前ちょっとイラついて途中退席したの書いたけどえらい誘われるけん機嫌直して今年も参加)。
松永は俺の家族と一緒に過ごしとった。
31日と1日は俺も一緒に過ごすんやけど問題がある。
エッチ出来ねぇ.........
イブもクリスマスも松永残業やし俺も年末進行で忙しいしでエッチ出来んかったんよね。正月実家帰ってラブホでも行く時間ないかね?思ってたんやけど俺の家族がベタベタ松永について回るし、「二人で出かけて来る」ってことになってドライブがてらラブホ探しても正月満杯なんよね。
みんな考えること同じかよ!!
「残念だったね(ニヤニヤ)」
「もっと田舎に行けば空室あるはずだ!!」
松永が助手席でニヤニヤ笑って俺の魂胆モロバレ&崩れ去るのが癪だったんやけどそんなこんなでずっとやれなかった。
福岡に帰省中は結局エッチやれなかった。
実家では絶対嫌って松永が拒む。
ラブホ探しても満室。
「長野もう諦めりー。そんなことより大きな公園あるね?行ってみたい」
「○○公園?寒いやろ」
松永は福岡市内に住んでるんやけど俺はちょい田舎に住んでるんよね。福岡市内じゃない。
でかい公園あるんやけどそこに行ってみたい言うけん連れて行くことにした。
「でかいだけぞ?売店も小さいの一つしかないし。コンビニもない。大濠公園(福岡の公園ね)みたいにおしゃれな感じじゃなかぞ?」
「いいよ。人多い?」
「大濠みたいにランナーだらけじゃないな。人は少ない」
「じゃあ行こう」
東京の代々木公園程大きくはないけどかなりでかい。あと自衛隊基地がそばにある。
「大きいね。でも全然人いない」
「寒くね?」
「ううん。気持ちいい」
二人でぽけーっと公園歩く。
「松永インフルエンザならんかったね」
「そうやね。もう一昨年かな?きつかった。なんで長野にはうつらんかったんやろうね」
「松永みたいに弱くないけんね。座ろう」
「うん」
ベンチに座って園内の数少ない自販機で買ったあったかいジュース飲んだ。
「長野みたいになりたかった」
「おぅ?」
「身長高くて体よくてみんなの人気者な長野みたいな人になりたかった」
「なんそれ」
「長野が羨ましいってこと」
人生ハードモードで完全否定されて来たからけんかね。
まだ気付いてないみたいやけど松永の方が尊敬に価するんやけどな
頑固にこびりついてしまってその考え取れんのやろね。
自分の価値に気付いてないんかなー。
俺そんなに松永に思われるような生き方してないんやけどねーあんま考えてないし
人も全然おらんしベンチの背もたれで背後からも見えんやろうけん手つないだ。
「寒いなぁ」
「そうだね」
松永は拒まんかったよ。
いつもなら街中だと拒むんやけどね。
「エッチ出来ねーなー」
「しょーがない」
「しょーがなくないやん。人おらんしトイレだけはここ多いけんさ、トイレで.....」
「嫌です」
「ケチやね」
「ケチィぃいいい!?はぁああああ?」
「ケチやろうもん!!やりてーって言ってるんやけんエッチしてくれてもいいやろ!?愛し合ってるんやけん」
「時と場所があるやろ!?」
「そんなん関係ねー!!」
「バカかっ!!」
せっかくいい雰囲気だったのがなんでか言い争いになった。
「もう飲んだけん空き缶捨てて来る!!」
「待てってー」
「もう!!東京戻ってからすればいいやん」
「言ったな?お前帰ったらするけんな」
「分かったよ......明日には帰るんやね」
今回俺ら2日には東京戻る予定にしてたんよね。
会社が始まるのはもっと先なんやけど混雑する前に東京帰ろうってなって。
普段お互い仕事忙しいけん家でゆっくりする二人の時間作るべってね。
「今回あんた帰るの早かね」
空港に俺の母ちゃんと父ちゃんと姉貴が送ってくれた。
「また来ます。お世話になりました」
「またなー」
家族と別れて飛行機に乗って東京に戻った。
「実家も落ち着くんやけど家の方が落ち着くなぁ」
「そうだね。長野ゆっくり出来た?」
「出来たけどエッチ出来んでムラムラムラムラしっぱなしやった」
「変態が。頭ん中それしかないの?」
「それしかない(キリッ」
「言い切るな」
荷物置いて暖房つけて着てる服脱ぎ捨てた。
「また全裸........まだ寒いやろ?」
「やっぱ落ち着くわー寒ぃ」
「暖房つけたばっかりなんやけん温かくなってから脱げばいいやんwww」
言いながら松永がスーツケースを自分の部屋に持ち運ぼうとするのを俺は止めた。
「なん?」
「後ででいいやん。ね?エッチしよう」
「いや。スーツケースの中の物片付けてからでいいやろ?」
「今。やりたい時がやる時とって」
「はぁー」
「風呂入れて来る」
「その間片付けてていいやろ?」
「お風呂貯まるまでの間だけぞ!?」
松永片付け出すと納得するまで中断せんけんなぁ。
風呂貯まったのに「もうちょっと」って片付け続行しようとしたけん松永引っ張って行く。
「なん?そんな嬉しそうな顔しておかしい」
松永が笑う。
「だって嬉しいっちゃもん。今年初やね」
「笑顔は爽やかなのに。状況がおかしい」
全裸の俺に洗面所に引っ張られた松永の服を脱がす。
お互い全裸になって洗面所の鏡を見る。
「あー。運動してなくて酒ばっか飲んでたからなぁ。俺の6パックがたるんどる」
腹撫でながら言う。
「どこが?」
「お前には分からんのか?俺の体が少したるんでる気がする」
「気のせいやない?いつも通りのバキバキにしか見えんけど」
「いーや。気のせいじゃない。明日からまたランニングとトレーニングせないかんなぁ」
「全然分からん」
「松永もっと顔近付けて見てみ?分かるけん。そうそうもっと目のすぐそばで見てみ?」
「うーん?全然前と同じにしか見えんよ?」
松永が俺の言葉に素直に従って屈んで俺の腹筋に顔を近づけたところで俺の立派な息子を一気に大きくしてみた。
「長野お前.......」
「wwwwwwwwwwそのまま可愛がっていいよwwww」
「殴りたいほどむかつくんやけど」
「冗談って怒んな怒んな」
いつもエッチん時しゃぶったりぶちこまれて見慣れとるんやけんそんな怒らんでも。。
俺の前に座らせて背後から抱き締める感じで湯船入った。
「年賀状見たけどなんかねー......」
「なん?」
帰宅した時ポストに年賀状が俺と松永に来てたんやけど大学生ん時はメールとかだけやったけど社会人になって取引先もそうやけど上司とか付き合いのある人には書くようになったんよね。
「長野先輩みたいにクールでステキな人間になれるように今年は頑張ります!!って。家では全然違うやん。どんだけ会社で仮面かぶってんの?」
「後輩からの年賀状?そのまんまやん。クールで爽やかで優しくて仕事もスポーツも出来るイケメンの先輩」
「どこがwwwwただの変態やんwwww」
「昼はバリバリ仕事出来るイケメンリーマン。夜はエロ紳士」
「逆にしよっか......なんでこんなんが尊敬されてんの」
「お前ぇええええ!!長野みたいなりたい言うたやん!?」
「変態になりたいわけじゃない!!それ以外の部分でっ!!」
人って二面性ある生き物やろ?
そういうもんとって。
お前みたいに鉄壁の「誰からどー思われようと興味無いいつも平常運転」ツンデレ装置には分かるまい。
「ほら体洗ってはよエッチエッチ♪」
「もう少しゆっくりお風呂入りたい......」
松永を湯船から上げてゴシゴシお互いの体洗って髪の毛洗いっこして風呂出てベッドルーム行った。
「今年は正月休み長いけんなー好きなだけ一日中いちゃいちゃ出来るんやないん?」
「無理だよ」
「どうして?」
「明日には年始の挨拶にモリクミ先輩、鎌田先輩とか東京組の人来るって。お富さんも戻って来てるから一緒に来ると思うよ」
「あんの三人来るんかーい!?」
「うん。吉野君は実家帰ってる。奥田君も来るんじゃないかな?吉野君いなくてつまんないってメール来てたから」
「はぁー!?あいつと松永メアド交換してるーん!?」
「うん。交換しようって言われてしてるけど?」
「俺に許可なくあいつぅううう!!」
「どこに怒るところある.......」
あいつもゲイやけんな。万が一間違いあってはいかんだろうが。
「ないない。吉野君みたいなのがタイプなんだから。それから考えたら長野の方が惚れられる可能性高いやん」
「んーなこたぁない。男なんてエッチ出来るならある程度の幅があるんぞ?」
「幅?」
「タイプはこんなんやけどー、エッチやれるならそこまで追い求めませーんってな」
「さいてー」
「そんな話どーでもいい。エッチしよう」
「変態が」
んで、エッチがっつりして松永が俺の腕枕で寝落ちしたんで俺眠くなかったけど腕動かせんけん松永の顔指で突っついたりくちびる舌でレロレロしよったら殴られた。
「寝れんっ!!」
「起きたか。じゃあやろっか」
「バカかっ!!ほんとバカかっ!!」
「明日あいつら来るんやろー!?やり貯めしとかんと出来んやないかーい!!ってどこへ行くー!?」
「寝れんけんソファで寝るっ!!」
「じゃあ俺も」
「バカかっ!!長野がちょっかい出すけん寝れんとっ!!来るなっ!!」
「もうせんって。怒んなよーここで寝りー」
ムッとしてる松永が背中向けて寝たけん抱き締めて寝た。
エッチ後で二人とも全裸やったけん松永がいつもの寝落ちの良さ発揮してまたストンとすぐ寝たのを確認してコソっとアソコに手を伸ばしたり、顔舐めてたらまた殴られた。
「長野ええかげんにしーよ。怒るよ」
「もう怒ってるやん.....」
松永に正座させられて反省したふりだけしといた。
だってさー。やりたいやん?
「寝るけん!!邪魔すんな!!」
「分かった。もう絶対邪魔せん」
で、また邪魔して殴られたんやけどね。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
47 / 107