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Crash:Dynamite
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「ひでぶっ!」
痛みに奇妙な叫び声をあげる。
うめく暇も与えられず後頭部をぐわっと鷲掴みにされた。
そのまま柔らかい何かの狭間に顔を強制的に埋められる。この間僅か3秒も立っていない気がする。
「やーん千晴君久しぶりー!ウチのこと分かるー!?千晴君が大好きなお姉さん、垂水祈ちゃんよー!千晴君のお兄ちゃんである菊次の幼馴染のゲームが大好きな!え!?やっだもう千晴君も大好きだって!?照れちゃうー!ほんと年甲斐もなく照れちゃうわー!」
なんでそんなに説明口調なところから突っ込みたい!
バタバタ暴れて脱出を図るが、完全に後頭部を取られているせいかろくな身動きすら取れない。
俺どんな状態なの!?なんだか知るのが怖くなってきたんだけど!?
「おい千晴から離れろ」
呼吸がしにくくなってきた所でとがった兄貴が垂水さんを咎める。
「えーいやよ!せっかくの千晴君だもん!もっと補充しとかないと!千晴不足で死んじゃいそうだったのよねー」
まったく兄貴にビビった様子もなくあっけらかんに否を突き付け、俺は更にじたばたもがいた。駄目だ俺がどうにかしないと駄目な奴だこれ!
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