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bear candy
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「坊ちゃーん飴ちゃんいるー?」
「飴ちゃんってお前どこのオバさんだよ」
「ちゃんってつけたほうが可愛いじゃんー」
赤松がそういいながら両腕に抱えきれないぐらいの飴玉を机の上にぶちまけた。
ばらばらばらと飴の洪水のようにカラフルな包装ぶちまけられていく。
基本的には赤のイチゴ味や黄色のレモン、緑のメロン味、紫はグレープというようにテンプレート通りの味がほとんどを占めている。
だがところどころに何とも言えない奇妙な色合いのもあって怖い。緑と紫の水玉模様とか不吉しか感じねえよ。
「こんだけの量の飴どこで買ってきたんだよ。金は大事に使えよな」
一つ手にとって掌で転がして遊んでみる。
ちらりと視線を向けるとげんなりするほどの量の飴玉がどうだと言わんばかりに広がっていた。げんなりするわ。全部食べたら糖尿病になってしまうんじゃないかと思ってしまった。
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