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bear candy
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「あと坊ちゃん飴とか大好きだったでしょー?だから貢物としてあげようかなって思ってー」
「そうだっけ」
媚びるような表情でこちらをのぞきこんで来る赤松に首を傾げてしまう。普通に好きだけど、大好きとかいった覚えはない。いつ言ったんだろう。思い出そうにもすっかり忘れているらしく記憶の断片も引っかからなかった。
「もー坊ちゃんって本当に淡白なんだからー俺がこんなにアピールしてるのにー」
ハート飛ばしてくるなしうざい。
めろめろビームを心底気持ち悪いと思いながら跳ね除ける。あーうっとおしい!
バチンッとグラサン越しにウインク飛ばしてきたから目玉に飴玉ねじりこんでやろうかと一瞬本気で考えた。
「こりゃもう積極的にいくしかないかなーこうなりゃ坊ちゃん足ひら」
「ああ?」
ガリッと歯が飴を噛み砕く。
おっと無意識に歯を食いしばっていたみたいだ。一気に口の中にイチゴの味が広がる。うっこれ中心部にまたストロベリーの隠し味が入ってる奴だ。
目を吊り上げて犬歯をむき出しにして唸る。すると赤松も地雷を踏んだことに気づいたのか顔を引きつらせながらレモン味の飴を口の中に投げ入れた。
それ以上は言わせねえよくそが!
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