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「久弥、もういいよ。
久弥のも触ってあげるから、一緒にイこう?」
そう問い掛けると、久弥が上目遣いで聞き返してくる。
「オレ、下手ですか?
オレのじゃあ、イケない?」
そんなことを言われて堪えた自分を誉めたい。
「スゴく気持ちイイよ。
もう、イきたくて限界」
しかし、久弥は俺のペニスの先端にチュッとキスをして
「じゃあ、口にしてください。
樹さんの、欲しい」
と強請る。
「今のは久弥が悪い」
もうガマンも限界を超えた。
久弥の後頭部に当てた手を、グッと引き寄せる。
苦しさを堪えて、必死にフェラをしてくれる久弥を見ながら、絶頂を迎える。
「久弥、ごめん、イクッ!」
ドクンッと久弥の口に射精した。
欲望を放ち、冷静さを取り戻した途端、後悔した。
フェラはともかく、口内射精はマズい!
「ごめん! 久弥、出して」
慌ててティッシュを差し出たが、久弥は受け取らない。
俺の腰に縋り付ながら、ゴクリと喉を鳴らし、液体を飲み干す。
「…いつ…きさん…。
…好き…です…」
ハアハアと乱れる息の合間に、そう囁かれた。
思わず久弥をベッド上に抱き上げ、ぎゅっと抱き締めた。
「ん。久弥、愛してる。
口、気持ち悪くない?」
気持ち悪いに決まってる。
あんなもの、俺だって久弥のじゃなきゃ飲みたくない。
久弥はノンケなのだから、尚更だ。
しかし、久弥は小さく、しかしはっきりと首を横に降った。
「樹さんが、オレの口で気持ち良くなってくれて嬉しいです。
でも、思ってた以上に飲みにくかったけど」
そう言ってはにかみながら笑う久弥が愛おしくて、抱き締める手に力を込めてグリグリと頭を撫でた。
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