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愛すべき日常 ②ヤキモチ
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納得いかない。
何がって、何もかもが。
「久弥~、何でここって相似なの~?」
「ん~? ああ、これだったら先に△ABC≡△DEFを証明してから、△DEF∽………」
何で久弥と柳が2人でお勉強で、俺が一人洗い物なんだよ!?
まあ、週明けは柳も期末だし、勉強するのはいい事だ。
が、百歩譲っても“久弥”って呼ぶなよ!
久弥も、笑って受け入れるな!!
洗い物を終え、対面式のキッチンから顔を上げると、柳がニヤっと笑ったように見えた。
ムカッときて、2人の元に向かう。
久弥を後ろからグイッと抱きかかえて、柳から奪う。
「うわっ! ちょっ…!
樹さん、危ないですよ!」
驚いてバランスを崩した久弥が抗議するが、構わず抱き締める。
「心の狭い男は嫌われるよ~?
なぁ、久弥~」
「うるさいな、ガキ。
お前が“久弥”って呼ぶなよ、ガキ」
俺のヤキモチの方がガキっぽかったけれど、この際それはどうでもいい。
腕の中の久弥が、心底可笑しそうに、涙を滲ませてケラケラと笑う。
ん? と顔を伺うと、
「樹さんの方がガキっぽい」
と、自分でも思った事を指摘された。
「どうせガキだよ」
なんて言いながら、久弥の首筋に顔をうずめる。
「やってらんねぇ~」
柳が本気で呆れたようで、テキストを持って自室に向かった。
2人きりになった事だし、俺も久弥を連れて自室へ向かう。
「こっからは、ガキでなくて大人の時間な?」
ニヤっと笑うと、今度は
「オヤジくさい」
と冷ややかな視線を向けられる。
「だってオヤジだもん」
開き直って久弥の服を脱がせる。
「んっ…後ろはダメ!
柳いるんですから!!」
「久弥が声を抑えればいいだけだろ?」
俺のヤキモチはまだ続行中で、ちょっと意地悪してしまう。
ぐちゃぐちゃに慣らした久弥の後孔がヒクつき始め、俺を受け入れる準備が整った事を知らせる。
「声、我慢な?」
言いながらも、わざと声が出そうな勢いで、久弥の内部を抉る。
シーツに顔をうずめ、声を堪えてイく久弥が、可愛くて仕方ない。
「…樹さん…最っ低ー…」
まだ整わない息の合間に、久弥が呟く。
「久弥の身体は最高だった」
ニヤっと笑って額にキスしたら、枕でバフッと殴られた。
そして今夜もまた、幸せを噛みしめて2人眠るのだ。
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