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②【流血あり】*
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「どうか…!…どうかあと来月まで!っぐぅぅ」
4月の終わりごろ。健吾はお金を借りた事務所を訪れ強面の男達に囲まれながら床に額を付けて土下座をしていた
お金を借り無事俊哉をスポーツ推薦で私立校に入学させることができた。引退までの間野球部に所属しなければいけない決まりだが、借金までして工面してくれた父親のために日々全力で練習に励んでいた
けれど地獄はすでに始まっていたのだ。当初の予定通り無茶をしているが休みなんてほぼ無い生活で働き詰めて返済を頑張っていたが、2月の終わりから難しくなってきたのだ。当然延滞してもらった場合増えるしかなく、しかも利子が高いので見る見るうちに借りた額を超えたのだ
何ヶ月も待ってもらい今や借金は600万にまで。借りたのは100万なのにだ。土下座して延滞してもらおうとする健吾の頭を踏みつけつばをかける
「あんなぁ、こっちはもう半年も待ってるんだよ!さすがに懐の広いワイラぁでももう待てんだよ!!」
「そこを何とか!!死ぬまで働きますから!」
「舐めとんかおらぁ!!」
「ぅぐっ!!」
声を荒げて足を持ち上げてまた踏みつける。周りにいる男達も蹴ったり踏んだりを繰り返して「お願いします!返しますから…許してください」と涙声で震えながら繰り返す
何が深夜まで働けば返せるだ。あのとき甘い判断をしてしまった自分が憎いと激しい後悔の念に襲われた健吾。事務所の人たちに怒りなんて何も無い。ただただ自分に対する怒りと恨みだ。事務所の人たちを恨むのは筋違いだと
「なんや騒がしいな?ぁぁあ?何だコレは?」
そこへ事務所にやってきたのはタバコを咥えたスキンヘッドの男、ここの社長で名前は田嶋。サングラスをかけて白のスーツを着ていた。状況を理解できない田嶋に部下が手短に説明をした
「社長!お疲れッス!実は夏樹のやつがまた返済延ばしてくれなんて府抜けたことを言いやがって」
「お願いします、田嶋さん!!必ず、必ず返しますから!!期限を延ばしてください!!」
「………いいよ。ただしワイの言うことができるならだけど、どうする?」
「っ!!します!どんなことでもします!!」
事態を理解した田嶋は少し悩んだ後返済を待ってやると言った。だたし条件付ではあったが、追い詰められた健吾にとってそれは希望でもあった。ろくでもないことなのは想像に難くない、けれど俊哉が楽しく野球ができるならいくらでも犠牲になってやると
付いて来いと言われ向かった先は事務所の上の階。入ると窓はカーテンで完全に締め切られていたが、いたって普通の健吾からすれば周囲にある物々しいものに怯えてしまう
「ええやろ?お前さんみたいなどうしようもないやつが最後に縋る現実を教えるための部屋だぜ」
「っ……オレは…何をすれば…」
磔、三角木馬、手錠、縄、鞭、さまざまな形のディルド、大量のローションなどアダルトグッズが大量にあった。しかもベッドにはまだ濡れた後が残っていることを発見し、ついさっきまで誰かが弄ばれていたんだとすぐに理解した
「まずは服を脱げ」
「っ……これで、いいか?」
「舐めとんのか?下も当然だろうが」
田嶋は服の上からでも分かる健吾の肉体が素晴らしいというのは分かり、じっくり見るために服を脱がすように命令をした。ここで男に犯されるんだろうと信じたくなくても目に映るものが無理矢理理解させてくる。人前で裸になるなんてよくあることだが、こういうときに脱ぐのは躊躇われる。けれど大切な宝物である俊哉のためにとシャツと一緒に上着を脱いだがダメだった。当たり前のように下も脱ぐように指示した
「脱いだぞ」
一糸纏わぬ姿となった健吾。その体は現役選手に匹敵するほどの肉体を持っており、多少脂肪があるものの筋肉の凹凸が分かるほど毎日の仕事の成果が現れていた
「ほーこれは予想外やなぁ。んじゃこれでケツの穴犯せよ」
「な……いきなりそんな!」
投げ渡されたのは大人のちんこのサイズにと同じディルド。だがいきなりこんなものを入れれば切れてしまう。男同士の経験なんて初の上に最初から過激なことを要求されるのは抵抗があった
「逆らうか?いいぜ、借金の返済待ってやろうとしてるのに嫌なら、他の手段を使うだけだ」
「他の手段…?」
「ゲイにとって一番人気のスポーツってなにか知ってるか?」
「しらねぇよ…」
「野球だよ。その次にサッカーや水泳だがな、野球だけは不動の1位を取るくらいの人気、つまりはブランドみたいなものなんだよ」
「…っ、まさか」
「そういや夏樹さんさ、息子が野球をやっていたよね?」
「俊哉に手を出すな!!!やるならオレにしてくれ!!オレなら何してもいいから、俊哉だけは頼む……お願いします、田嶋さんっ!」
ゲイの界隈では野球が人気。田嶋の言うとおりブランドと言ってもいいくらいで、現役の野球球児ならネットに投稿すれば数十という希望者はすぐに来る。しかも俊哉はその野球球児。健吾が拒否すれば代わりに俊哉が犠牲になり毎日野球じゃなくどこの誰とも知らない男に抱かれるというのだ
それだけはなんとしても防がなければいけない。裸の格好のまま健吾は事務所のときと同様床に頭を押し付けて懇願する
「だから、ちゃんとワイの言うとおりにするなら返済を待ってあげるって。それどころかワイらは性欲処理もできるから頑張り次第では返済額を減らしてもいいぜ?」
「ほ、本当ですか…?」
「ああ、頑張れば、な」
甘い言葉にまたも誘惑される健吾はもう田嶋の言葉を信じるほか助かる道は無いのだ。頭を上げてディルドを持ち、言われるがままM字開脚で田嶋に見せるようにした。ローションを垂らしなんとか先端を入れようとするが、初めてことだけでなく出す以外で使ったことの無い場所に異物を入れるという恐怖に力が思うように入らないのだ
自分で自分を犯すような行為に息子のためだといいながらビビッてしまっている。焦らしているわけでもないため田嶋は仕方ないと言って立ち上がり近づいた
「ほれ」
「っっ!!いがっぁぁぁあ!!……っがぁっぁ!!……ぃぃっっぅッぁ!!」
「入れただけでなく動かせよ」
健吾の手を蹴って無理矢理ディルドを押し込んだのだ。当然慣らされてもいないアナルを大人のものがいきなり入れば切れるのは当然。尻肉に赤い血が垂れた。だけど田嶋は容赦が無くて痛みに悶絶する健吾を無視してディルドを抜き差しした
「いガッぁああぁぁ!!…ああっぁっがっぁぁアア!!」
「おっと、オレに手を出したらどうなって知らんぞ?」
「っっ!!?…ッぁッぁあ!!……ああっぁあ!!」
痛みで我を忘れ田嶋の手を掴もうとするが、発せられた言葉に手を止め再び激痛に悶絶する。抵抗すれば俊哉が危ない。こんな辛く痛い思いをさせるわけにはいかない。ただそれだけで健吾はひたすら田嶋の陵辱に耐える
これもすべて甘い自分への罰なんだ。そう言い聞かせて今日は返された
アナルがズキズキと痛む。歩くのが辛い。早く帰って寝たいと思いながら帰路に着いた
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