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すれ違い(るぅと×莉犬の場合)
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(sideるぅと)
「…はぁ」
(また莉犬はさとみくんとイチャイチャしてる…)
僕は莉犬が好きだ
でも、莉犬は僕のことそんな風には見てないって分かってる
だっていつもさとみくんと食事に行ったり
よくさとみくん家に遊びに行ったりしてる
今だって、さとみくんの近くでなんか喋ってる
(莉犬はさとみくんが…)
「…はぁ」
思わず、またため息がこぼれた
(またなーくんに話聞いてもらおうかな…)
なーくんには莉犬のこと話していつも相談に乗ってもらってる
なーくんは僕のことすごく応援してくれてるんだ
(なーくんに今日の予定聞いてみよ)
スマホを取り出してなーくんに向けてメッセージを打っていると
り「るぅとくん!何してるのー?」
「?!」
目の前に莉犬がいた
びっくりして固まっているうちにヒョイとスマホを取られて
り「何をしてるのかなぁ〜?」ニヤニヤ
「ちょっ莉犬まって」
り「んー?何なにぃ…
……ぁ」
何かを見て莉犬の動きが止まったのを見てすかさずスマホを取り返した
「もぅ、勝手に見ないでよ〜」
(なーくんに送ったの今日の夜空いてるってことだけだったよね?!
他になんか変な事書いてなかったよね?!)
慌てて画面を確認したが
不安に思っていたことは書いていなかったようだ
り「…るぅとくん
今日なーくんと…(ボソッ)
いやっ、なんでもない!
ごめんてー」
「…?
もぅ、次はやだからね」
り「はーい」
と莉犬はなにか思い出したかのようにさとみくんの方を向いて言った
り「さとちゃーん!
今日ご飯食べに行かない?」
さ「どーした莉犬?またかー?
そうだなー…
食べに行くよりうちくる?今日」
り「さとちゃんち行っていいのー?
じゃあオムライスがいいー」
さ「いやお前俺が作るのかよ…
てかまたオムライスかよ…」
り「いいじゃんいいじゃん
さとちゃんの好きだし!」
さ「…はぁ
しょーがねぇなー」
り「わぁーい!
さとちゃん大好きー!!」
「……っ!」
思わず見ていられなくて目を逸らした
(やっぱり莉犬はさとみくんのことが好きなんだ)
そう思うと涙が出そうになった
「ちょっと僕お手洗い行ってくる」
り・さ「「いってらっしゃーい」」
その仲の良さそうなハモリでさえ
僕をいじめる
「……っ」
バタン
何も言えずに扉を閉めてしまった
(とりあえず顔洗いに行こ…)
トイレに向かっていると
ピロン
(あ、なーくんかな)
スマホの画面を見るとやっぱりなーくんからだった
な『今日大丈夫だよ
また何かあった?』
なーくんの優しさにまた涙が出そうになったが
『ありがとうございます
今夜話すね
場所はどこにしますか?』
本当はなーくんの家で誰にも聞かれたくないが
そこまではさすがにお願いできない
ただでさえ忙しいのに無理して空けてもらってるんだから…
そう考えていると
ピロン
な『俺の家でいいよ
その方がいいでしょ?』
(なーくん…優しい)
『じゃあお願いします
ありがとうございます
すみません…』
な『いーんだよ!
こういう時支えるのもリーダーの役割だろっ!』
(本当になーくんは頼もしい)
な『じゃあ今夜8時頃においで』
『分かりました』
(今日もなーくんに迷惑かけちゃうな…
でも、甘えさせてもらおう)
そう思うくらい今のるぅとには心に余裕がなかった
(はぁ…
切り替えなきゃ…)
ガチャッ
と扉を開けると
「…っ?!」
顔を寄せあっている莉犬とさとみくん
バタンッ
るぅとは思わず走り出していた
またトイレまで戻っていた
るぅとの頭は混乱していた
(…うそっ
莉犬がさとみくんと
…キス…してた?
なんで…なんで…
もう…ダメなんだ
…莉犬はさとみくんが好きなんだ…
そして2人は両思い…)
涙が溢れてくる
「グスッ…ヒック…」
涙はまだ止まりそうになかった
-------------キリトリセン--------------
ここまで読んでくださってありがとうございます!
中途半端なところで終わってますが
次は莉犬sideのお話です
同じ時間軸で1ページずつ互いの目線で書いていこうとと思います!
どうぞお楽しみください!
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