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早退
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こいつのいうとおり家に帰らないといけなくなった。
こいつが連絡したのかわからないが、伯父の運転手が迎えに来ている。
「海斗様、慶太様」
こいつの名前が呼ばれたのはわかるが、俺の名前を呼んだことにびっくりして開いた口が塞がらない。
「そんなに口開けてると舌入れるぞ」
「んっ…」
急に耳を触ってきて、耳元で囁くから嫌でも反応してしまう。
車に乗り込むと当たり前のようにこいつがピッタリくっついてくる。
左手で俺の右手を恋人つなぎで話してくれない。
「慶太は約束覚えてる?」
「なっ、何の…」
「俺といるときのルール」
「ぁ…」
こいつともルールがあったんだ…
同い年なのにこいつは俺の全てを握っていて、逆らえない。
「ほら、昔みたいにしろよ」
思い出したくない記憶が一気に降りかかる。
「かっ、海斗様…僕、い…イきたい」
「昔の方が可愛かったなぁー」
そんなの当たり前だ。
もう俺は高校生なのに可愛いなんてありえない。
「ほら、もう一回」
昔は意味なんてわからなかった、だから何回でも言えたけど今は違う。
この言葉を言うだけで俺を快楽の海に溺れてしまう。
抜け出そうとしても、こいつが掴んで離してくれない。
昔から海斗が怖くて仕方がない。
言えば快楽地獄、言わなかったら俺の両親を巧みに騙して俺が孤立する。
どちらも小学生の俺には怖くて仕方がなかった。
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