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苦痛
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食堂でいつものように伯父さんと向かい合う。でも今日は伯父の隣に海斗もいる。
トラとヘビだなぁ…。なんて頭の中で考えていた。
「慶太。手が止まっている、しっかり食べなさい。」
「…。」
何故か昔を思い出した。親子3人の時を。
「それほど私にお仕置きされたいのかい?」
「あ、ちがっ!ごめんなさい…ごめんなさい…。」
いつもいつもそうだ。反応が遅れてしまう。だからお仕置きされるのに…。
自分の頭の悪いところが大嫌いだ。なんだか今日は情緒がおかしい。きっと海斗が来たからだ。考えないようにしていた過去が幸せな思い出が湧き出てくる。辛い…。
訳も分からず涙が溜まっていく。目の前がボヤけて何も見えない。
「慶太、食事は終わりにして部屋に行こうか。」
「…はい。」
「大丈夫だよ。私がお前を必要としている。」
「…はい。」
お仕置きだったはずなのに優しいキスで始まった。
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