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恐怖
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起きたら隣の仕事部屋から話し声が聞こえる。
「きっと海斗が来たことで昔を思い出して不安定なんだ。学校は休ませよう。」
「しかし、昨日まで休んでいたと聞きました。甘やかしすぎてはダメだと。」
「あの無防備な状態で外を歩かせる訳にはいかない。」
「俺が付いてます。それに慶太も車で行かせれば。」
「あの子が嫌がって、学校では天野家だと言うことを隠しているようだし。」
「俺が来たことで噂は一瞬でまわりました。慶太も今までの友人関係は無くなったかと思います。」
「そうか…。わかった、そちらに関してはお前に任せる。」
「はい。」
聞きたくなかった。伯父さんはきっと知らない。海斗の怖さを。それに、あいつらと友達じゃ無くなるなんて…。
うちの学校は家柄が全てだ。今まで築き上げた友情は一瞬で崩れるに決まってる。
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