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偽物
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教室を出て廊下を歩く。
「俺言ったよな。お前に友達なんか必要ないし、もし出来たとしてもそれは偽物だって。」
「でっ、でも海斗が来るまでは友達だった…。」
「俺の存在1つで崩れるものならそもそも無いのと一緒だと思うけど?」
何も言い返せない。
「俺の忠告守らなかったことに対しての謝罪は?ちゃんとごめんなさいは言えるように教えたつもりだけど?」
「…ごめん、なさい。」
「慶太はいい子だから同じ間違いは繰り返さないよな?」
「うん。」
心のない空っぽの返事にこいつは喜んでいるんだ。
追い討ちをかけるように「慶太は俺の言うこと聞いてればいいんだ。」と。
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