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宿泊
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「慶太はドリンクのおかわりは?」
「…えっ。といらないです。」
「じゃ、そろそろ行こうか。」
そのまま手を引かれ席を立った。
「海斗は家に帰ってくれるね?私と慶太は泊まって行くから。」
「はい、でも学校休ませるのは反対なので朝に迎えに来ます。」
「相変わらず海斗はスパルタだ。運転手に頼んでおくよ。」
「はい、お願いします。」
そのまま海斗は歩いて行ってしまった。
残された僕は清さんの腕の中だ。
「最近は忙しかったからね、ここの景色を楽しむのを忘れていたよ。」
このホテルの1番豪華な部屋。
あの夜、食事のあとに連れてこられたこの部屋。
「慶太と初めて繋がった日を思い出すよ。」
「…僕もです。」
「だけど、慶太は悪い子だ。食事の前に海斗と楽しんだみたいだね。」
「どうして…。」
「スーツの下は素肌みたいだし、ラウンジに来る途中に海斗に甘えていたのを見ていたよ。」
「あれは!その…よろけた、だけで…。」
「言い訳はからだに聞くよ、ほらおいで。」
拒否だってできる、逃げることも。
でも勝手に動くのだ、その伸ばされた手に吸い寄せられる。
あの夜のように…。
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