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威圧
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トントントン。
「失礼します。」
「遅かったね。忘れられたかと思ったよ。」
「ごめんなさい。課題の確認をしてて遅れました。」
「慶太も海斗も勉強熱心で感心するよ。」
「ありがとうございます。」
海斗の名前を出されて、怒っていたことを思い出して寒気がした。
「私といるのに考え事か?慶太は放っておくとすぐに思考を私以外に飛ばしてしまうね。」
「…ごめんなさい。」
「悪い子だ…。慶太は当分この部屋から出さないよ。」
「なっ!なんで…大学だって…。」
「聞こえなかったか!」
久しぶりに感じる威圧感。
今日は怒っている素振りなんてなかったのに。
ここ数ヶ月怒られるようなこともなかった平和だったのに。
「…智也のことですか?なら!もう話しません!だから…だから、大学だけは行かせてください。お願いします。」
「彼のことは気にしていないよ。」
「…ならどうして?」
清は慶太にそっと近づきベッドに押し倒した。そのまま泣く慶太を抱きしめてキスをした。
「慶太はいい子だから私の言うことを聞けるね。」
返事をさせぬまま手首を押さえつけ角度を変え濃厚なキスをする。
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