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書斎
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自分から求めた欲は奥底まで掬い取られて気づいたら朝になっていた。
「おはよう慶太。」
優しくおでこにキスをされた。
清さんはもうスーツを着ていて今すぐに出かけるようだ。
「ぉ、おはよう、ございます。」
乾いた喉のせいで声が出しにくい。
「今日は朝から役員会議があってね、本当は慶太とのんびりお風呂にでも入る予定だったけど。」
「昼前には帰ってくるからそれまでお風呂は我慢してね、身体は拭いたけど気になるかい。」
「大丈夫…です。」
「うん、なら良かった。書斎までなら行けるようにしてあげれるけどどうする?」
清さんの寝室から廊下は書斎を通らないといけない。いつも監禁される時はこの寝室に鍵がかけられてベッドの上から動くことを許されないのに…。
「書斎に行ってもいいんですか?」
「あぁ、私がいない間暇だろうし今後のために経営の勉強でもしてるといいよ。資料はたくさんあるからね。」
「は、はい…。」
いつもなら明確な理由がありお仕置きでこの部屋から出られないのに、今は何が何かわからない。
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