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「つーかさあ、俺の話? お前の話してんだけど」
「いや俺の話したかったんだけどお前の反応が斜め上すぎんだよ」
「あーはいはい部屋連れ込んだ時点でヤれると思ってますーとか言えばいい?」
「ちげーけど」
「ちげーのかよ」
「……………いや半分くらいは当たってんな」
「どういうことっすか、浅原さん」
もうわけわかんないよ。
煙草をもみ消して考える。奴の顔をじっと見てたら、なんかわかるかなあと思って見上げてたら、そーゆーとこだよと言われた。
「あい?」
「…………………簡単に部屋のこのこ来るし、くつろぐし、泣くし、喋るし、上目遣いだし、なんなのお前」
「…………………え、待って。言ってる意味大半わかんない」
「昼間は昼間で裸見せてくるし」
「……………っ、あれは、だって、そういうあれじゃ」
「いやわかってるけど。昼間のは。大切な話をしてくれてありがとう。でもその前に俺はゲイです」
「だからなんだよ!」
「だからなんだよって言うなよ!」
「意味わかんない!」
「わかれ! ノンケにもほどがあんだろ、あんた!」
「……ノンケってなに」
「うわ、死ね」
午前2時。
友達の部屋で死ねと罵倒されました。
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