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寝てるっつってるだろ、他になにがあんだよ。的な。
「違う」
否定された。
「えっ、違うの? あ、バイ?」
「違う」
えー……………………………?
わかんねーよ。聞くんじゃなかった。ぶっちゃけどうでもいいし。
「痛いのが好きなだけ」
聞くんじゃなかった。
「……………………………………えーと」
「…………痛くしてくれるんなら人でも機械でも猫でも犬でも。…………この話、誰かに言う?」
「言えない言えない…………無理」
俺のことじゃないのに俺が恥ずかしいよ。
なんでこいつ、そんなさらっとしてんだ。
精神にボディシート内蔵されてんの? 羞恥心は冷却処理されてんの?
「………………………あ、……………で、浅原は酷くしてくれるんだ?」
「うん。………すっごく」
あー。
あー。
あ"あぁ………………。
はい。
「だから手放したくないんだよね。なかなかいないし。あそこまでしてくれる人」
「そーすか」
「だから取らないでね」
「取れない取らない……取り…………意味わかんねーよ」
「鳥?」
「取りたくても取れませんていうか俺はそういうアレじゃないんで。ほんとに。無理なんでそういうの」
「………………」
信用されてない。
「…………ホモじゃねえっつうの」
「ノンケが中途半端に引っ掛かってくるほうがたち悪いんだよなあ。ほんとやめてよね?」
「大丈夫です」
「じゃあ早くカノジョ作ってよ」
「………………さすがにそれは。俺の勝手だろ」
「ああ…………作りたくても作れない人もいるもんね」
こ、こいつ。
マジで、こいつ。
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