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異変
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さっきまで唸っていた凛月が静かになって、変な事を言い出した。
「凛月くん。痛いの無くなったかな?」
「...おひさま...ぽかぽか...うれ、しいね...ぁ、すずめさんだ...ふふ...」
「凛月くん?大丈夫?」
「今日は天気悪いから太陽は出てないぞ」
そもそもカーテンは閉めてあるから外の様子なんて見えない。
「ほら、見てみろ」
カーテンを開けて外を見せてやろうと窓際に向かった時
「凛月くん!!」
急に奏斗が大きな声を出した。
驚いて振り返ると、
「ぁ、、が......」
凛月が痙攣を起こしていた。
目は上を向いていて、全身に力が入っているような状態だ。
「病院に連れていこう。慧、急いで荷物用意してきて。大きめのタオルも2枚ぐらい持ってきて欲しい」
痙攣を起こす凛月を奏斗に任せて、急いで鞄に荷物を突っ込み、タオルも持って行く。
「行けるぞ」と奏斗の所に戻っても、凛月はまだ痙攣していた。
「凛月くーん、大丈夫だからね、しんどいね。すぐ治るからね。」
「聞こえてるのか?」
「わかんないけど、気持ちだよ気持ち」
「長いんだよね。もう2分以上経ってる」
「ンゥー、...んぐ...っ、」
ようやく収まって、涎を垂らしてぐったりする凛月を急いで車に乗せ病院へ向かう。
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