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深夜
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仕事が終わって、凛月くんの病室に行く。
もう夜だし2人とも寝てるんだろうなぁ。
音を立てないようにゆっくりドアを開けた。
慧は寝てる...けど、凛月くんは布団の中で丸くなってる...?
起きてるのかな?
もぞもぞ動いてるみたいで、耳をすませてみると布団の中から苦しそうな呼吸音と時折くぐもった声が聞こえてきた。
「凛月くん?そこは苦しいでしょ?出ておいで」
返事はない。多分過呼吸だろうけど、もしそうじゃなかったらまずいからとりあえず布団を捲って顔を出させて様子を見る。
てっきり布団を掴んでるものだと思ってたのに、布団を捲るとき、なんの抵抗もなかった。
あんまり力入らないんだもんね。そりゃそうか。
顔を出させても、凛月くんは口を押さえていた。
「押さえたら息できなくなっちゃうよ?」
「ぁっ...ひ、、っん...」
話しかけていると、慧がゴソゴソ動き出した。
「ん...?どうした...?」
「あ、慧起きた?凛月くんちょっと過呼吸起こしてるみたいでさ」
「っ...っふ...は、、っぁ、」
凛月くんの手を口から外す。
慧が凛月くんを抱きあげようと脇の下に手を入れかけた時、凛月くんが嫌がり始めた。
「んやっ!...ひゅっ、、さ、、っ...」
珍しい。凛月くんが慧を嫌がる所なんて見たことがなくて驚いたし、慧もどうすればいいのかわからないみたいだった。
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