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夢
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奏斗が布団を取った途端、落ち着き始めていたと思っていた凛月がボロボロと泣き始めた。
奏斗が俺に耳打ちをする。
「何があったのかわかんないけど、とりあえず泣き止ませて、出来そうなら処理もしてあげて」
泣き止ませるのはわかるが、処理?なんのことだ??
「何の処理だ?吐くとかか?」
「違うよ。あれ」
奏斗がくいと顎で示した方を見て漸く気付く。
「あ、あぁ、わかった」
「凛月くんは見られたくないだろうし、ちょっと席外すね」
奏斗を見送って、ごめんなさいごめんなさいとひたすら謝り続ける凛月に触れる。
「凛月〜、怖い夢でも見たか?謝らなくていいんだぞ。怖かったな」
「きらい、ならないで、ヒック、ください...」
嫌われる夢でも見たのだろうか。
「嫌わない、大好きだぞ?...なあ、抱っこしてもいいか?」
「だめ、です、グスッ、ぼく、きたな...」
「前にも言ったろ?凛月は汚くなんかない」
「でも、ぼく...むりやりされてっ、こんな...」
誘拐されてた時の事か?
無理矢理犯されて反応してしまった、とか?
「大丈夫だ。そんなことで嫌いになったりしない。怖かったんだよな、ほら、おいで」
今度は嫌がることなく抱かせてくれた。
「ん、、ふぇっ...ぁ、あたって...」
抱いた事で凛月の反応したソレが俺の腹に当たっている。
「凛月、触ってもいいか?前にもやったことあるだろ?痛くはしない」
凛月は少し目を泳がせた後、遠慮がちに頷いた。
「そのまえに、キス...してほし、です...」
凛月が小さな声で言う。
凛月はキスをせがむ時いつも敬語になるな。恥ずかしいのか?
「お前ほんとキス好きだよな」
そう言って優しくキスをした。
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