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なに?
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「逃げろ!!!!」
奏が血相を変えて入ってきた。
帳を犯していた3人は一斉に奏の方を見る。
「何があったんですか!?」
「どうしました?」
「奏様、大丈夫ですか?すごい汗ですっ!!」
3人は口々にそう言った。しかし奏にはそれに対応している暇はない。
「いいから今すぐ抜いて行為をやめろ!!んで、逃げろ!」
「どういうことですか!?」
「……ん…」
「はい…?」
「冥、ぜん組が来た…」
「「「!!!!!」」」
一斉に3人は血相を変えた。
そして、帳から離れ、着替えてすぐに部屋を出ていった。
「くそっ、なんでだよ…なんで冥善なんかに……っ!!」
帳は意識が朦朧とする中、奏のその言葉を聞き取って、意識を飛ばした。
その後、姫崎 奏含む組の人間は屋敷を後にし、その家に戻っては来なかった。
「っ!!いた!!!はるちゃん、帳君いたよ!!」
美琴の女性特有の甲高い声が部屋中に響いた。
呼ばれた遥は、走ってそこへ行った。
そして帳を見て、彼は絶句した。もちろん、そこにいた小野も、部下たちも、みんな。
あまりにも帳の姿が見れたものではなかったからだ。
誰のものか分からない白濁が帳を包み、アソコからはトロトロと出されたものが出て、腕を釣り上げられ、浮き上がった頭はこちらを向いて開いた口からはまたトロトロと白濁が出ている。吸われたのか、乳首は真っ赤に染め上がり、仰け反る帳のモノは赤黒く変色していた。
「こりゃひどい……」
初めに声を上げたのは、小野だった。
彼もまた、小さい頃に一度だけ同じようなことを経験している。だからだろうか、彼は息を吐くように言葉を発した。
「小野、美琴、体拭いて拘束解いてやれ」
「…はぃ…」
「はーい」
明らかに元気のなさそうな返事をした小野に、遥は「大丈夫だ。お前はもうひとりじゃない」と耳打ちした。
その言葉に涙ぐみながらも、小野は帳の拘束を解いていった。
小野にとって、「ひとりじゃない」という言葉は、まじないのように心に刺さった。
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