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イタズラ(fjky)
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─────キヨ視点────
うぃーす、どうもキヨでーす
なぁお前らちょっと聞いて欲しいんだけど。
あ?画面を呆けた顔で見てるお前らだよ。
…花魁のキヨはどこいった、って?
花魁?何言ってんだ?
あー、なんか誰かが「ちょっと休憩!」って言ってたようなそうじゃないような…
まぁいいや聞いてくれよ!
あのな、俺には恋人がいて、それが…その、フジ、なんだよな。
え!?知ってる!?なんで!?
…コホン、まぁそれは置いといて。
あいつ普段はくねくねくねくねしてるくせに、ヤってる時はすっげぇかっこよくなるの。
ほんとにずりぃよな。
俺はずっとあいつの思いどおりに振り回されて、なかされて…ペースを持ってかれてる気がするんだよ!
たまには俺にリードさせろ、と。俺の思い通りになれ、と言うわけですよ。
で!
こんなのを興味本位で買っちまったんだけど…。
見てこれ。めっちゃ色がピンクの液体。
媚薬。
これをフジに飲ませる!
さっきちょっと匂い嗅いでみたけど、それだけでクラクラしたから、結構強いやつだと思う。
これを、今から帰ってくるフジの夕飯に混ぜる。
バレないように、1番濃い味のスープに混ぜとこう。
瓶の蓋を開けて、っと…うわわわわっ
勢いが良すぎたのか、ピンクの液体は全てスープに入ってしまう。
あー…どうするべや。
でも1口食べればこっちの勝ちだし(?)
気にしなくてもいっか。
──────────────────
「ただいまー」
「おう、おかえり!!」
玄関に続くドアから、フジがひょっこりと顔をだす。
「キヨご飯作ってたの」
「文句あんのか」
「いや、あんなに動画で自炊しないーって言ってたのに、俺のために作ってくれるって可愛いな、って。」
「は?変なこと言ってんじゃねぇ」
「はいはいごめんねー。俺着替えてくるからちょっと待ってて」
さっき現れたばかりの背中がまた消えていく。
…聞きました、皆さん?
あんな小っ恥ずかしい台詞言えるのってもはや才能じゃないかと俺は思うんだよ。
何が可愛いだよ、お前今に見とけよ、ばーかばーか!!
「なにしてんの、キヨ」
「ナンデモナイデスヨ」
可笑しそうに笑いながらフジが椅子に座る。
「いただきます」
「いただきます!なぁフジ、今回はスープ自信作なんだけど!」
「スープ?」
「ヨーロッパの何とかっていうオシャレな名前のやつ作ってみたんだよけど、どう?」
フジはちょっと不思議そうな顔をしながらスープを口に運ぶ。
飲め、飲め、飲め…!!
こくん、と喉が少しうごいた。
飲んだ…!!!
「…ほんとだ、これ美味しい」
「だろ!?」
「いいねこれ。また作ってよ」
…あれ、見た感じなんも変わんねぇな…。
即効性でもなかったし、普通はこうなのか…?
「キーヨ。そんな見られても俺困る」
「はぇ!?あ、わりぃ…」
何も変わってない様子でフジが話しかけてくる。
んーでも媚薬1滴どころか全部入れたしなぁ。
もうちょい待つか…。
──────────────────
飯を食い終わって約10分後。
…フジの様子がなんだか変だ。
顔が赤いし、汗の量が尋常じゃない。
来た、媚薬効果!!!
「フジどうした、顔赤くねぇか?」
「キヨ…?悪いけど今ちょっと近づかないで」
「なんでだよ」
「なんででも。いい子だから、ね…?」
俺を諭すいつもの声にも張りがない。
知ってるよ、媚薬のせいでストッパーがはずれかかってるんだろ。
俺はわざとフジの前に行ってしゃがみこむ。
「フジ…?大丈夫か、熱とかあるんじゃねぇの」
「熱はあるかもしんないけど…ほんっとに頼むから俺から離れてキヨ。」
「嫌だ、だってお前つらそうだし。」
…俺何言ってんだ、恥ずかしい。
フジは小さくため息をつき、わかったと呟いた。
うわ…めっちゃ顔赤っ…手もぷるぷるしてるし、抑えてくれてんだろうな。
…なんか、可愛いな。
必死に泣くのを我慢してる子供みてぇ。
そんなことを考えた途端、罪悪感が重くのしかかってきた。
…フジ完全に俺のよくわかんない考えに巻き込まれたな。
もういいか、これ以上見てると俺が酷いことをしてる気がしてくる。
「…フジー?」
「な、に…お願いだから黙ってて」
「苦しい?」
「別、に…」
おお沢尻エリカ、とか考えながら媚薬の瓶をフジに見せる。
フジはなにこれ、と呟いてかたまった。
「…媚薬だな。ごめん、俺が悪い」
「は…?」
「俺が!お前に!これを!盛ったの!」
ちょっとしたイタズラのつもりだったんだけど…思ったより辛そうだな、ごめん。
そう言うと、フジは小さく笑って俺の腕を掴んだ。
「おい、何すんだよ、悪かったって」
「…えーっとつまり?俺はお前をぶち犯したい気持ちをこんなに抑えて頑張ってたのに、キヨがそれをしくんでたってこと?」
あぁ、これやばいやつだ、と本能が告げる。
久々に相当頭に来てる…!
「ごめん…」
「可愛いけど今日は許さないからね。ねぇキヨ、覚悟はできてるんでしょ?」
「な、なぁやめようぜ…やめろ、って!聞け!服を脱がすなぁぁあぁぁあああああああああ」
「ひっ♡ぅあッ…ごめん、ってぇ!!フジぃい♡ねぇだめ、そこだめだってぇ♡」
end
──────────────────
キヨってめっちゃ可愛いと思いませんか(唐突)
親に言っても何も理解してもらえないのは何故…
えーっと今回は突然書きたくなったので書きました。
曼珠沙華はもうちょい待ってください…
あのお話頭使うんですよねー。
あ、皆様コロナ大丈夫でしょうか…?
私も休校で夏休みがちょっと長くなりました。
体調にはお気をつけてくださいね。
ではでは次回!
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